女性スタッフリポーターからの写真を紹介
岸本佳明さん(岡山・南区藤田)
JA岡山 藤田朝日ブランド米生産部会 岸本 佳明 部会長(72)の田んぼでは、“朝日米”の刈り取りが10月19日から始まりました。
朝日米は、多くの米のルーツになっていると言われています。
品種改良もされていない、昔ながらの米で、粘り気が少なく、あっさりとした口当たりで、昔から、“すしに合う米”としても愛されています。
しかし、岸本さんが作るのは、ただの朝日米ではありません。
その名も、“特別栽培米”。
農薬の量を減らし、化学肥料の量も半分以下に抑え、有機肥料を多く使って栽培しています。
8年前に発足した、“藤田朝日ブランド米生産部会”のメンバーの中で、『何か付加価値が付けられないか』と発案されたのが、この栽培方法です。
農薬を減らすことで、田んぼには草が生えやすくなります。
岸本さんはそれを一本ずつ、手で抜いていくんだそうです。
今では、草なんて全く見えない、こんなにきれいな田んぼに!
稲もイキイキとしていますよね(#^^#)
さらに部会では、カキ殻を含む土壌改良材を用い、“里海米”としての付加価値も付けました。
朝日米は、品種改良されていない分、“背丈が高く倒れやすい”という難点もありましたが、里海米にすることで、“倒れにくく、モミも落ちにくい”稲になったそうです(#^^#)
岸本さんは、「まずは一緒に作る仲間を増やしていきたいです。今が、頑張り時ですね。少しでも多くのお客さんに食べてもらって、『おいしい』と言ってもらいたいです」と笑顔で話します。
岸本さんと
最後に、朝日米のおにぎりをいただきました(#^.^#)
米、一粒一粒が食べ応えのあるしっかりとした食感。
冷めてもおいしいのも魅力なんだそうです。
部会では、30ヘクタールの規模で朝日米を生産しています。
“安心安全を届けたい”
そんな想いで、爽やかな秋空の下、コンバインを走らせます。
- リポーター
- 古米沙世