1024日(月)

岸本佳明さん(岡山・南区藤田)

いよいよ岡山県南部でも、新米のシーズンがやってきました!

朝日米の稲


JA岡山 藤田朝日ブランド米生産部会 岸本 佳明 部会長(72)の田んぼでは、“朝日米”の刈り取りが10月19日から始まりました。

JA岡山藤田朝日ブランド米生産部会 岸本佳明部会長の田んぼ


朝日米は、多くの米のルーツになっていると言われています。

品種改良もされていない、昔ながらの米で、粘り気が少なく、あっさりとした口当たりで、昔から、“すしに合う米”としても愛されています。

朝日米の稲


しかし、岸本さんが作るのは、ただの朝日米ではありません。

特別栽培米のほ場


その名も、“特別栽培米”。


農薬の量を減らし、化学肥料の量も半分以下に抑え、有機肥料を多く使って栽培しています。

8年前に発足した、“藤田朝日ブランド米生産部会”のメンバーの中で、『何か付加価値が付けられないか』と発案されたのが、この栽培方法です。

作業する岸本さん


農薬を減らすことで、田んぼには草が生えやすくなります。

岸本さんはそれを一本ずつ、手で抜いていくんだそうです。


今では、草なんて全く見えない、こんなにきれいな田んぼに!

稲もイキイキとしていますよね(#^^#)

草のない特別栽培米のほ場


さらに部会では、カキ殻を含む土壌改良材を用い、“里海米”としての付加価値も付けました。

岸本佳明さん


朝日米は、品種改良されていない分、“背丈が高く倒れやすい”という難点もありましたが、里海米にすることで、“倒れにくく、モミも落ちにくい”稲になったそうです(#^^#)

里海米の稲


岸本さんは、「まずは一緒に作る仲間を増やしていきたいです。今が、頑張り時ですね。少しでも多くのお客さんに食べてもらって、『おいしい』と言ってもらいたいです」と笑顔で話します。

岸本さんと古米さん

岸本さんと


最後に、朝日米のおにぎりをいただきました(#^.^#)

米、一粒一粒が食べ応えのあるしっかりとした食感。

冷めてもおいしいのも魅力なんだそうです。

朝日米のおにぎりを試食する古米さん


部会では、30ヘクタールの規模で朝日米を生産しています。


“安心安全を届けたい”


そんな想いで、爽やかな秋空の下、コンバインを走らせます。

岸本さんの田んぼ

リポーター
古米沙世