88日(金)

第28回 キャベツの発芽は温度に注意!

暑い日が続くので、農作業をするときは万全な「熱中症対策」を♪


この時期は秋冬野菜の栽培がスタート!

ハクサイやブロッコリーなどの種をまく時期です。

今回は「キャベツ」を育てていきますよ(^^)


まずはセルトレイに土を入れます。隅までまんべんなく土を広げましょう(#^^#)


そのあとは「水やり」を忘れずに!!

たっぷりと水をやって土を十分に湿らせます。


今回は、土に均等に穴をあけるため「鎮圧ローラー」を使います!

これを使えば、スピードUP♬


種まきには、こちらの器具を使用します!

均一に並んだ穴から種を落とすと、同じ間隔で種まきができるという仕組み。

こちらも時短になりますよね!


この上にかぶせるのが「ケイ酸カルシウム」です。

白いので日光を反射し、地温上昇を抑えることができるんですよ(^^♪

さらに、作物が丈夫に育ちやすくなるのも魅力とのこと。


さらに水をやって、全体を湿らせておきます!


ここできょうのたむたむポイント!

☆【種まき後は涼しい場所で発芽を待つべし!】☆


キャベツの発芽適温は25℃。

ハウスの中に入れてしまうと温度が30℃を超えるので、発芽しなくなってしまうとのこと…。


ということで、涼しい場所で発芽させる必要があります!

たむたむが選んだのは家の玄関!室内に移動させるんです。

土が落ちないよう、衣装ケースに入れて管理しますよ(*‘ω‘ *)


2日ほど経つと芽が出てきます。

そうなったらハウスへ移動♫


ハウスでも暑さ対策は欠かせません!

遮光シートで日光を遮り、影を作ります。

遮光シートの下にいると少し涼しい…!

直射日光が当たるのと当たらないのでは全然違いますよね。


10日ほど経つと芽はこのくらいの大きさに(*^。^*)かわいいですね~!♡

暑さに負けず、育ってくれますように。

レポーター
難波紗也
711日(金)

第27回 キュウリをたくさん収穫するには?

5月中旬に定植したスイカが立派に育っていました!

たむたむも「我ながら上手にできた」と話すほど生育順調!

大玉です(*’▽’)


もう収穫できそうな見た目ですが、まだ早いとのこと!

あと1か月ほどかかるそうですよ。


このままにしておくと、スイカが日焼けしてしまうので対策が必要!

日焼け防止用のテープを貼って日ざしを遮ります。

こちらはJAの資材店で購入できるそうですよ♬

また、スイカの玉に葉を少しかぶせて影を作ってやることも、日焼け対策に効果的なんだとか。


さらに、キュウリも大きくなっていました♬

今が旬!収穫時期を迎えています(#^.^#)


ここできょうのたむたむポイント!

☆【キュウリをたくさん採るためには芽を摘むべし】☆


キュウリの親づる(※赤色で表示)には実がついたりつかなかったりとバラつきがありますが、子づる(※青色で表示)の1節目には、ほとんどの場合、実がつくそうです!


その特性を生かし、1節目をたくさん作ることで、キュウリの収量が上がるとのこと♬


そのためにはキュウリの芽を摘んでいくといいそうですよ!

見つけたらどんどん取っていきましょう!


キュウリは成長が早いので、収穫のタイミングを逃すとすぐに大きくなってしまいます!

いつも気にかけておく必要がありますね(*^。^*)


畑で食べるとおいしさ増し増し!

収穫したてのみずみずしさって格別ですよね♬

水分補給にもぴったりです(*’ω’*)

レポーター
難波紗也
613日(金)

第26回 畑に水がたまらないようにするべし

梅雨に入り、雨の多い時期になりましたね。

雨の日に農作業をすると、作物が病気になりやすいので、控えたほうがいいとのこと!

今回は、作物を触らずにできる作業を教わります♪

たむたむの野菜レッスン

雨が続き、畑の周りに水たまりができていました。

畑の周りに水たまりができていました

ここできょうのたむたむポイント!

☆【畑の水はたまらないようにするべし】☆

水がたまったまま放っておくと、作物の根が傷んでしまうことがあるそうです。

そのため、排水をする必要がありますよ!

排水をする

水の出口を作り、流れやすくします。

出口に向かってだんだん深くなるように土を掘ると、川のようになって水が流れていきますよ(^^)

土や葉などが詰まっていると流れが止まってしまうので、こまめに確認してくださいね。

出口をこまめに確認しよう


続いて、5月中旬に定植したスイカ。

もうすぐ花が咲くそうです♬

もうすぐ花が咲きそうなスイカ

花が咲くと授粉作業をするのですが、雨にぬれると、うまく授粉できない可能性があるとのこと。

雨から守るために、トンネルを作りますよ!

まず、支柱で大きなアーチを作り、ビニールをかぶせます。

このとき、スイカのツルが伸びて花が咲くかを想像して、トンネルの位置を決めるといいそうです。

雨から守るトンネルを作る


さらに、たむたむの畑では、先月、イノシシが畑に現れたそうです。

生育途中の作物の上を歩き、ダメになってしまったものもあるとのこと。

マルチシートにも穴が・・・。

イノシシに穴を開けられる

そこで、野生動物から作物を守るため、畑に柵を作りました。

手軽に設置できるものがJAの資材店でも購入できるのでチェックしてみてくださいね。

畑の柵を作ります

 天候にも獣害にも負けず、育ってくれますように(*^-^*)

レポーター
難波紗也
59日(金)

第25回 スイカのツルを巻くべし!

5月上旬は、夏野菜の植え付け時期。

家庭菜園で栽培に挑戦する人も多いのではないでしょうか(*^-^*)


トマトを植え付けたあとは、水のやりすぎに注意。

一気に成長が進むと、茎に穴が開き、成長が止まってしまうことがあるそうですよ。

野菜の植え付け


キュウリは、この時期に定植すると、6月上旬ごろから収穫できるとのこと!

成長が早いんですね(#^^#)

ツルを誘引するため、支柱も立てておきましょう。

ツルが伸びることを想定して、株と株の間は1メートルほど空けています。

株と株の間


続いて、4月12日に定植した「ピノ・ガール」という小玉スイカ♪

玉を大きく育てるために、わき芽を取って、栄養を集中させます(*^^*)

わき芽


ここできょうのたむたむポイント!

☆【スイカを作るときにはツルを巻くべし】☆


今回、スイカは、定植後2週間ほど経ったときに、もともと7本あったツルを5本に減らしています。


その残した5本のツルをそのまま伸ばしてしまうと、隣の株のツルと絡まってしまうことがあるそうですよ!

ツルを巻くことで、絡まるのを防ぐことができるんです。

ツルをそのまま伸ばした状態


また、ツルの先端の位置を合わせることで、同じように光が当たって、生育がそろいます。

管理がしやすくなりますよ!

ツルの先端をそろえる


また、ツルを巻くと、全体的にコンパクトになります。

狭いスペースでスイカ栽培ができるというのも魅力なんです(*^。^*)

家庭菜園で育てる人にもうれしいですよね!

収穫は7月上旬ごろとなりそうです。

たむたむと難波リポーター

レポーター
難波紗也
411日(金)

第24回 ビーツの種まき前に石灰資材を!

 今回からちょっと珍しい野菜の栽培を始めます!

「ビーツ」と「リーキ」です♪

たむたむと難波

 まずは「ビーツ」から!

ビーツは、鮮やかな赤色が魅力的な西洋野菜。

見た目はカブに似ていますが、ホウレンソウの仲間なんだそうです(*’ω’*)

ビーツ

 種をまく前に必要なのが、土作り。

ここできょうのたむたむポイント!

☆【ビーツを作るときには石灰資材をまくべし】☆

 今回使用したのはこちらの石灰資材です。

石灰資材

 日本のほとんどの土壌は「酸性」ですが、ビーツの栽培に適しているのは「中性」や「アルカリ性」。

石灰資材をまくことで酸度が調整できるので、栽培に合った土壌へ変えることができるんですよ。

酸度について

 酸度を間違えて育ててしまうと、葉が黄色くなって成長が止まるなど、うまく大きくならないことがあるとのこと(>_<)

石灰は、種まきをする一週間ほど前にまいておくといいそうです☆

石灰資材をまく

 土と石灰資材を混ぜるために、耕うん機で畑を耕します。

耕うん機で畑を耕す

土を寄せて畝を作ったら、いよいよ種まき!

ビーツの種はこんな感じ。石みたいにゴツゴツしています(*^^*)

ビーツの種

 10センチくらいの間隔をあけてまいていきますよ!

ビーツは発芽率があまりよくないので、2~3粒ずつまいていくといいとのこと♪

芽が出てからまびきます。

もちろん、水やりも忘れずに(#^^#)

 さらに、今は「リーキ」の種をまく時期でもあります。

「リーキ」は、西洋ネギとも呼ばれている野菜で、白い部分が太いのが特徴!

リーキ

 セルトレイに1粒ずつまいていきますよ。

6月に定植し、収穫は12月ごろを予定しています。

じっくりじっくり大きくなります(*´ω`*)

リーキの種まき

レポーター
難波紗也
43日(木)

第23回 イチゴ・タマネギ栽培

 昨年10月に定植したイチゴが順調に育っていましたよ!

白くかわいらしい花が咲いていました♡

イチゴの花

 葉が生い茂っているので、枚数を減らして、日当たり、風通しをよくします♪

冬の間、寒さで茶色くなった葉から取っていくといいそうですよ!

イチゴの葉

 ただし、葉を取りすぎると、株が弱ってしまうので注意!

1株につき、元気な葉を5枚ほど残すといいということです(^^)

 よ~く見ると、イチゴの葉に「アザミウマ」という虫が!

見つけたら駆除しましょう。

よく見ると虫が

 続いては、タマネギ。

葉がまだら模様になっていると、虫の被害を受けている可能性が大きいとのこと!

虫害

ここできょうのたむたむポイント!

☆【殺虫剤は葉っぱの中心にまくべし】☆

タマネギに集まる虫は、葉と葉の間にかたまっていることが多いそうです。

実際に葉をめくると、虫がたくさんいました(*_*)

虫が多い、葉の中心を狙って散布するといいですよ。

農薬は、展着剤、殺虫剤、殺菌剤を混ぜたものを使いました。

農薬

虫の被害で葉が白くなると、うまく光合成ができず、生育に影響してしまうことも。

早めの対策を心がけましょう。

 

 

レポーター
難波紗也
314日(金)

第22回 ナスの接ぎ木

今回教わるのは、ナスの接ぎ木について!

病気に強い木にするため、土台となる木「台木」と実をつける木「穂木」をくっつけます。

たむたむと難波リポーター

まず、穂木の茎を切り、茎の中心にピンをさします。

使うピンはこちら!すごく細いんですよ(*’▽’)

ツギピン

穂木と台木をくっつけたら、あっという間に完成☆

くっつけた穂木と台木

少し手間がかかる接ぎ木ですが、この作業をするのは、病気になるのを防ぐため!

接ぎ木をしていなかったら、病気になってしまった場合、茎から葉へと菌が広がってしまいます。

でも、接ぎ木をしていれば、台木で菌が止まってくれるので、病気が広がるのを防ぐことができるんですよ!

接ぎ木した木、接ぎ木していない木のイラスト
【左:接ぎ木した木 右:接ぎ木していない木】

竹串を支柱代わりにして、苗を支えてやりましょう!

苗

ここできょうのたむたむポイント!!

☆【接ぎ木をしたあとは湿度の高い場所で管理するべし】☆


台木と穂木がまだくっついていないときには、茎から水分を吸収できません。

そのため、葉から水分を吸収させる必要があるそうです!

湿度が低くなると、葉から枯れてしまい、今後の生育に影響してしまいます (*_*)


湿度100%の環境にするには、ビニールハウスの中に水をたっぷりやります。

苗に水をやる様子


さらに温床マットをしいて、暖かくしています。

ハウスの中の温度は20℃にするのがベストとのこと(#^^#)


密閉状態にして日光を遮ることも大切。

ビニール2枚の上に、保温用の資材をかけ、真っ暗にしているんですよ!

保温用資材をかける様子

接ぎ木をしたあと1週間くらいはこの環境を保ちましょう♪

レポーター
難波紗也
228日(金)

第21回 タマネギの病気対策

11月に植えたタマネギ!

順調に育っています(*’ω’*)

タマネギ

さっそくですがここで!今回のたむたむポイント!!

☆【これからの時期は10日に1回病気の予防をするべし】☆

古米リポーターとたむたむ

教わるのは「べと病」にかからないための対策。

表面についた菌が、葉の中に広がらないようにするため、予防をします!

ただ、「殺菌剤」はずっと効果が続くものではないので、10日に1回の頻度で行う必要があるそうですよ。

 

「殺菌剤」は、続けて同じものをまくと効果が出にくくなるそうです。

そのため、使う薬は毎回変えることが大切!

最低でも3種類を使い回したほうがいいそうですよ。

薬剤

ラベルなどに書いてある使用方法は、きちんと守ってくださいね!

使用方法

さらに今回は、ブロッコリーを定植するための「土作り」もしましたよ!

ハイ・ユーキ

たい肥を畑にまいたあと、しっかりと耕し、作物が育ちやすい環境を作ってやりましょう!

土作りも、次の栽培に向けた大切な作業です。

トラクター

レポーター
難波紗也
214日(金)

第20回 春に収穫するブロッコリーの栽培

今回が20回目となる「たむたむの野菜レッスン」。

岡山市南区にある畑で栽培を教わっていますが、この日は雪が降っていました(‘ω’)

雪の降る畑

寒そうな野菜たちを見ると、守ってあげたくなります…!

でもこの寒さで甘みが増す作物も多いんですよ。

寒さに耐えながら育っています!

ロマネスコの上に雪がかぶった様子


今回は、春に収穫するブロッコリーの栽培を始めます(^^)

3つの品種の種をまいていきますよ♬

種を持つたむたむ

セルトレイに土を入れて平らにしたら、ここで、今回のたむたむポイント!!

☆【土に穴を開ける前に水をやるべし】☆


土が乾いた状態のままだと、穴の深さが変わってしまうので、穴を開ける前に、たっぷり水をやっておくといいそうです!


穴の深さが変わってしまうと、発芽のタイミングがばらばらになってしまいます。

同じタイミングで発芽させるため、穴の深さはそろえたほうがいいんだとか。

水やり中

土に穴をあけ、1粒ずつ種をまきます。

セルトレイ

発芽するまでは、農業用の電気マットを使うのもおすすめ!

農業用電気マット

ブロッコリーの発芽適温は20℃から25℃。

マットをそのくらいの温度に設定して、マットの上にトレイを置いて育てれば、2日ほどで発芽するそうです!

農業用 電気マットは、JAの資材店で注文すれば、買うことができますよ。


さらに、温度を制御してくれる機械も同時に使うといいとのこと!

熱くなりすぎると、自動で電源が切れるので、温度が上がりすぎるのを防いでくれます!

温度を制御してくれる機械

さらに、寒さを防ぐトンネルも作りましたよ(*’▽’)

発芽するまでは、気が抜けません!!

しっかり寒さを防いでやりましょう。

たむたむと難波リポーター

レポーター
難波紗也
124日(金)

第19回 アスパラガスの冬の管理

今回は、アスパラガスを栽培している人、必見のレッスン!

寒い時期に必要な管理について教わりました。

たむたむと難波リポーター


2022年の春に定植したアスパラガス。

2023年の春に初めて収穫したそうです!


夏になると「夏芽」が出てきますよね。

「夏芽」は全て収穫するのではなく、数本そのまま茎を伸ばし、葉を茂らせます。


そうすることで、株に養分を蓄えられるので、春にまたおいしいアスパラガスが生えてくるんですよ!


この時期の畑には、長く伸びた茎を切った状態のものが、にょきっと顔を出しています。

にょきっと顔を出している夏芽の茎


この茎はもう必要ないので、抜いてOK!

ポキッと簡単に抜ける茎もあれば、なかなか抜けない茎も。

固くて抜けないものは、もう少し時間が経てば抜けるようになるので、いったん置いておくといいそうです(*^^*)

茎を抜くたむたむと難波リポーター


ここで、きょうのたむたむポイント!!

☆【アスパラガスは冬の間に 落ちた葉を焼くべし】☆


細く白っぽいのがアスパラガスの葉。

これに病気がついていることがあるそうです。

アスパラガスの葉


葉をそのままにしておくと、次の収穫のときに影響が出る可能性があるため、バーナーで焼いていきます!

バーナーを持っているたむたむ


畝全体を焼いていくイメージでOK!

ただ畝の真ん中あたりは、焼きすぎると、株などを傷つける恐れがあるため、軽く焼くくらいでいいそうです。

畝を焼いている難波リポーター


冬は空気が乾燥しているので、火の取り扱いには要注意!

アスパラガスは4月に収穫予定です。

レポーター
難波紗也