直売所出荷レベルの野菜作りを目指して!一緒に学びましょう
第28回 キャベツの発芽は温度に注意!
暑い日が続くので、農作業をするときは万全な「熱中症対策」を♪
この時期は秋冬野菜の栽培がスタート!
ハクサイやブロッコリーなどの種をまく時期です。
今回は「キャベツ」を育てていきますよ(^^)
まずはセルトレイに土を入れます。隅までまんべんなく土を広げましょう(#^^#)
そのあとは「水やり」を忘れずに!!
たっぷりと水をやって土を十分に湿らせます。
今回は、土に均等に穴をあけるため「鎮圧ローラー」を使います!
これを使えば、スピードUP♬
種まきには、こちらの器具を使用します!
均一に並んだ穴から種を落とすと、同じ間隔で種まきができるという仕組み。
こちらも時短になりますよね!
この上にかぶせるのが「ケイ酸カルシウム」です。
白いので日光を反射し、地温上昇を抑えることができるんですよ(^^♪
さらに、作物が丈夫に育ちやすくなるのも魅力とのこと。
さらに水をやって、全体を湿らせておきます!
ここできょうのたむたむポイント!
☆【種まき後は涼しい場所で発芽を待つべし!】☆
キャベツの発芽適温は25℃。
ハウスの中に入れてしまうと温度が30℃を超えるので、発芽しなくなってしまうとのこと…。
ということで、涼しい場所で発芽させる必要があります!
たむたむが選んだのは家の玄関!室内に移動させるんです。
土が落ちないよう、衣装ケースに入れて管理しますよ(*‘ω‘ *)
2日ほど経つと芽が出てきます。
そうなったらハウスへ移動♫
ハウスでも暑さ対策は欠かせません!
遮光シートで日光を遮り、影を作ります。
遮光シートの下にいると少し涼しい…!
直射日光が当たるのと当たらないのでは全然違いますよね。
10日ほど経つと芽はこのくらいの大きさに(*^。^*)かわいいですね~!♡
暑さに負けず、育ってくれますように。
- レポーター
- 難波紗也
第27回 キュウリをたくさん収穫するには?
5月中旬に定植したスイカが立派に育っていました!
たむたむも「我ながら上手にできた」と話すほど生育順調!
大玉です(*’▽’)
もう収穫できそうな見た目ですが、まだ早いとのこと!
あと1か月ほどかかるそうですよ。
このままにしておくと、スイカが日焼けしてしまうので対策が必要!
日焼け防止用のテープを貼って日ざしを遮ります。
こちらはJAの資材店で購入できるそうですよ♬
また、スイカの玉に葉を少しかぶせて影を作ってやることも、日焼け対策に効果的なんだとか。
さらに、キュウリも大きくなっていました♬
今が旬!収穫時期を迎えています(#^.^#)
ここできょうのたむたむポイント!
☆【キュウリをたくさん採るためには芽を摘むべし】☆
キュウリの親づる(※赤色で表示)には実がついたりつかなかったりとバラつきがありますが、子づる(※青色で表示)の1節目には、ほとんどの場合、実がつくそうです!
その特性を生かし、1節目をたくさん作ることで、キュウリの収量が上がるとのこと♬
そのためにはキュウリの芽を摘んでいくといいそうですよ!
見つけたらどんどん取っていきましょう!
キュウリは成長が早いので、収穫のタイミングを逃すとすぐに大きくなってしまいます!
いつも気にかけておく必要がありますね(*^。^*)
畑で食べるとおいしさ増し増し!
収穫したてのみずみずしさって格別ですよね♬
水分補給にもぴったりです(*’ω’*)
- レポーター
- 難波紗也
第26回 畑に水がたまらないようにするべし
梅雨に入り、雨の多い時期になりましたね。
雨の日に農作業をすると、作物が病気になりやすいので、控えたほうがいいとのこと!
今回は、作物を触らずにできる作業を教わります♪
雨が続き、畑の周りに水たまりができていました。
ここできょうのたむたむポイント!
☆【畑の水はたまらないようにするべし】☆
水がたまったまま放っておくと、作物の根が傷んでしまうことがあるそうです。
そのため、排水をする必要がありますよ!
水の出口を作り、流れやすくします。
出口に向かってだんだん深くなるように土を掘ると、
土や葉などが詰まっていると流れが止まってしまうので、こまめに確認してくださいね。
続いて、5月中旬に定植したスイカ。
もうすぐ花が咲くそうです♬
花が咲くと授粉作業をするのですが、
雨から守るために、トンネルを作りますよ!
まず、支柱で大きなアーチを作り、ビニールをかぶせます。
このとき、スイカのツルが伸びて花が咲くかを想像して、
さらに、たむたむの畑では、
生育途中の作物の上を歩き、ダメになってしまったものもあるとのこと。
マルチシートにも穴が・・・。
そこで、野生動物から作物を守るため、畑に柵を作りました。
手軽に設置できるものがJAの資材店でも購入できるのでチェックしてみてくださいね。
- レポーター
- 難波紗也
第25回 スイカのツルを巻くべし!
5月上旬は、夏野菜の植え付け時期。
家庭菜園で栽培に挑戦する人も多いのではないでしょうか(*^-^*)
トマトを植え付けたあとは、水のやりすぎに注意。
一気に成長が進むと、茎に穴が開き、成長が止まってしまうことがあるそうですよ。
キュウリは、この時期に定植すると、6月上旬ごろから収穫できるとのこと!
成長が早いんですね(#^^#)
ツルを誘引するため、支柱も立てておきましょう。
ツルが伸びることを想定して、株と株の間は1メートルほど空けています。
続いて、4月12日に定植した「ピノ・ガール」という小玉スイカ♪
玉を大きく育てるために、わき芽を取って、栄養を集中させます(*^^*)
ここできょうのたむたむポイント!
☆【スイカを作るときにはツルを巻くべし】☆
今回、スイカは、定植後2週間ほど経ったときに、もともと7本あったツルを5本に減らしています。
その残した5本のツルをそのまま伸ばしてしまうと、隣の株のツルと絡まってしまうことがあるそうですよ!
ツルを巻くことで、絡まるのを防ぐことができるんです。
また、ツルの先端の位置を合わせることで、同じように光が当たって、生育がそろいます。
管理がしやすくなりますよ!
また、ツルを巻くと、全体的にコンパクトになります。
狭いスペースでスイカ栽培ができるというのも魅力なんです(*^。^*)
家庭菜園で育てる人にもうれしいですよね!
収穫は7月上旬ごろとなりそうです。
- レポーター
- 難波紗也
第24回 ビーツの種まき前に石灰資材を!
今回からちょっと珍しい野菜の栽培を始めます!
「ビーツ」と「リーキ」です♪
ビーツは、鮮やかな赤色が魅力的な西洋野菜。
見た目はカブに似ていますが、ホウレンソウの仲間なんだそうです(*’ω’*)
ここできょうのたむたむポイント!
☆【ビーツを作るときには石灰資材をまくべし】☆
石灰資材をまくことで酸度が調整できるので、
石灰は、種まきをする一週間ほど前にまいておくといいそうです☆
土を寄せて畝を作ったら、いよいよ種まき!
ビーツの種はこんな感じ。石みたいにゴツゴツしています(*^。^*)
ビーツは発芽率があまりよくないので、2~3粒ずつまいていくといいとのこと♪
芽が出てからまびきます。
もちろん、水やりも忘れずに(#^^#)
「リーキ」は、西洋ネギとも呼ばれている野菜で、白い部分が太いのが特徴!
6月に定植し、収穫は12月ごろを予定しています。
じっくりじっくり大きくなります(*´ω`*)
- レポーター
- 難波紗也
第23回 イチゴ・タマネギ栽培
昨年10月に定植したイチゴが順調に育っていましたよ!
白くかわいらしい花が咲いていました♡
冬の間、寒さで茶色くなった葉から取っていくといいそうですよ!
1株につき、元気な葉を5枚ほど残すといいということです(^^)
見つけたら駆除しましょう。
葉がまだら模様になっていると、虫の被害を受けている可能性が大きいとのこと!
ここできょうのたむたむポイント!
☆【殺虫剤は葉っぱの中心にまくべし】☆
タマネギに集まる虫は、葉と葉の間にかたまっていることが多いそうです。
実際に葉をめくると、虫がたくさんいました(*_*)
虫が多い、葉の中心を狙って散布するといいですよ。
農薬は、展着剤、殺虫剤、殺菌剤を混ぜたものを使いました。
虫の被害で葉が白くなると、うまく光合成ができず、生育に影響してしまうことも。
早めの対策を心がけましょう。
- レポーター
- 難波紗也
第22回 ナスの接ぎ木
今回教わるのは、ナスの接ぎ木について!
病気に強い木にするため、土台となる木「台木」と実をつける木「穂木」をくっつけます。
まず、穂木の茎を切り、茎の中心にピンをさします。
使うピンはこちら!すごく細いんですよ(*’▽’)
穂木と台木をくっつけたら、あっという間に完成☆
少し手間がかかる接ぎ木ですが、この作業をするのは、病気になるのを防ぐため!
接ぎ木をしていなかったら、病気になってしまった場合、茎から葉へと菌が広がってしまいます。
でも、接ぎ木をしていれば、台木で菌が止まってくれるので、病気が広がるのを防ぐことができるんですよ!
【左:接ぎ木した木 右:接ぎ木していない木】
竹串を支柱代わりにして、苗を支えてやりましょう!
ここできょうのたむたむポイント!!
☆【接ぎ木をしたあとは湿度の高い場所で管理するべし】☆
台木と穂木がまだくっついていないときには、茎から水分を吸収できません。
そのため、葉から水分を吸収させる必要があるそうです!
湿度が低くなると、葉から枯れてしまい、今後の生育に影響してしまいます (*_*)
湿度100%の環境にするには、ビニールハウスの中に水をたっぷりやります。
さらに温床マットをしいて、暖かくしています。
ハウスの中の温度は20℃にするのがベストとのこと(#^^#)
密閉状態にして日光を遮ることも大切。
ビニール2枚の上に、保温用の資材をかけ、真っ暗にしているんですよ!
接ぎ木をしたあと1週間くらいはこの環境を保ちましょう♪
- レポーター
- 難波紗也
第21回 タマネギの病気対策
11月に植えたタマネギ!
順調に育っています(*’ω’*)
さっそくですがここで!今回のたむたむポイント!!
☆【これからの時期は10日に1回病気の予防をするべし】☆
教わるのは「べと病」にかからないための対策。
表面についた菌が、葉の中に広がらないようにするため、予防をします!
ただ、「殺菌剤」はずっと効果が続くものではないので、10日に1回の頻度で行う必要があるそうですよ。
「殺菌剤」は、続けて同じものをまくと効果が出にくくなるそうです。
そのため、使う薬は毎回変えることが大切!
最低でも3種類を使い回したほうがいいそうですよ。
ラベルなどに書いてある使用方法は、きちんと守ってくださいね!
さらに今回は、ブロッコリーを定植するための「土作り」もしましたよ!
たい肥を畑にまいたあと、しっかりと耕し、作物が育ちやすい環境を作ってやりましょう!
土作りも、次の栽培に向けた大切な作業です。
- レポーター
- 難波紗也
第20回 春に収穫するブロッコリーの栽培
今回が20回目となる「たむたむの野菜レッスン」。
岡山市南区にある畑で栽培を教わっていますが、この日は雪が降っていました(‘ω’)
寒そうな野菜たちを見ると、守ってあげたくなります…!
でもこの寒さで甘みが増す作物も多いんですよ。
寒さに耐えながら育っています!
今回は、春に収穫するブロッコリーの栽培を始めます(^^)
3つの品種の種をまいていきますよ♬
セルトレイに土を入れて平らにしたら、ここで、今回のたむたむポイント!!
☆【土に穴を開ける前に水をやるべし】☆
土が乾いた状態のままだと、穴の深さが変わってしまうので、穴を開ける前に、たっぷり水をやっておくといいそうです!
穴の深さが変わってしまうと、発芽のタイミングがばらばらになってしまいます。
同じタイミングで発芽させるため、穴の深さはそろえたほうがいいんだとか。
土に穴をあけ、1粒ずつ種をまきます。
発芽するまでは、農業用の電気マットを使うのもおすすめ!
ブロッコリーの発芽適温は20℃から25℃。
マットをそのくらいの温度に設定して、マットの上にトレイを置いて育てれば、2日ほどで発芽するそうです!
農業用 電気マットは、JAの資材店で注文すれば、買うことができますよ。
さらに、温度を制御してくれる機械も同時に使うといいとのこと!
熱くなりすぎると、自動で電源が切れるので、温度が上がりすぎるのを防いでくれます!
さらに、寒さを防ぐトンネルも作りましたよ(*’▽’)
発芽するまでは、気が抜けません!!
しっかり寒さを防いでやりましょう。
- レポーター
- 難波紗也
第19回 アスパラガスの冬の管理
今回は、アスパラガスを栽培している人、必見のレッスン!
寒い時期に必要な管理について教わりました。
2022年の春に定植したアスパラガス。
2023年の春に初めて収穫したそうです!
夏になると「夏芽」が出てきますよね。
「夏芽」は全て収穫するのではなく、数本そのまま茎を伸ばし、葉を茂らせます。
そうすることで、株に養分を蓄えられるので、春にまたおいしいアスパラガスが生えてくるんですよ!
この時期の畑には、長く伸びた茎を切った状態のものが、にょきっと顔を出しています。
この茎はもう必要ないので、抜いてOK!
ポキッと簡単に抜ける茎もあれば、なかなか抜けない茎も。
固くて抜けないものは、もう少し時間が経てば抜けるようになるので、いったん置いておくといいそうです(*^^*)
ここで、きょうのたむたむポイント!!
☆【アスパラガスは冬の間に 落ちた葉を焼くべし】☆
細く白っぽいのがアスパラガスの葉。
これに病気がついていることがあるそうです。
葉をそのままにしておくと、次の収穫のときに影響が出る可能性があるため、バーナーで焼いていきます!
畝全体を焼いていくイメージでOK!
ただ畝の真ん中あたりは、焼きすぎると、株などを傷つける恐れがあるため、軽く焼くくらいでいいそうです。
冬は空気が乾燥しているので、火の取り扱いには要注意!
アスパラガスは4月に収穫予定です。
- レポーター
- 難波紗也