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「大粒の作州黒」
黒豆は「まめ」に働くという意味が込められていて、縁起のいいおせち料理の具材ですよね。
勝英地域で作られる「作州黒」を紹介します。
全国有数の黒豆の産地勝央町です。
那岐山を望む畑で黒豆を作っているのは、就農6年目の水田周二さんです。
水田さん曰く、「ここ3年くらいだと今年が1番いいのかも。縁起のいいものなので、お正月に向けて皆さんにいっぱい食べて欲しい」と。
ここで作られる黒豆は、「作州黒」というブランド名で売り出されています。
この辺りは、盆地であるため、昼夜の寒暖差があることから黒豆づくりに適しているんだそうですよ。
また、那岐山から流れる川「滝川」が大切な役割をしてくれています。
「滝川があることで、霧が発生してくれて雨が降らなくても、葉っぱに水滴がついてくれたものが、水分補給をしてくれて、これが黒豆に1番いい」と、水田さんは話していました。
大きく成長した黒豆の株を取って終わりではないんです。
さらに出荷するためにもうひと手間かかります。
島(しま)立(だて)という作業をします。
株を上に向けることで黒豆自体の水分がなくなっていくそうです。
乾燥させることで、粒の甘みが増して旨味がギュッと詰まり、おいしい黒豆が出来るそうです。
手間暇惜しまず作られる作州黒の伝統を守っていきたいと水田さんは話します。
水田さんは、「先人の人たちが減反制の中で作ってきてくれたブランド力を維持して、次の代にも繋げられるようにしたい」と意気込んでいました。
作州黒の出荷は、2月下旬まで続きます。
お問い合わせ先は、
JA晴れの国岡山 勝英広域営農経済センター 勝央事務所 0868-38-3134