725日(木)

里海きゅうり

岡山県久米南町北庄。

キュウリを栽培している、杉山美明さんの畑を訪れました!

杉山美明さんの畑


畑には、立派なキュウリがたくさん♬

まっすぐ、色濃く育っていました(#^.^#)

杉山美明さんの畑で栽培されているキュウリ


ここで栽培されているのは「里海きゅうり」。

瀬戸内海でとれたカキの殻を有効利用し、土壌改良剤として使用しています。

里海…と聞くと「カキ殻」が思い浮かぶ人も少しずつ増えてきたのではないでしょうか。

「里海米」や「里海卵」などが有名ですよね!


杉山さんの畑では、3月~4月に、

畑にカキ殻の入った土壌改良剤をまき、キュウリを育てています。

JA晴れの国岡山 久米南キュウリ部会 杉山美明さん
〈JA晴れの国岡山 久米南キュウリ部会 杉山美明さん〉


杉山さんはそのメリットについて、「キュウリの木が長持ちする。だからおいしいキュウリが長い期間作れる」と話してくれました。

カキ殻を使った土壌改良剤をまくことで、平均10日ほど収穫期間が延びたんだとか。

また、「病気にかかりにくくなった」とも教えてくれましたよ。


JA晴れの国岡山 久米南キュウリ部会では、所属しているすべての農家が、カキ殻を使った土壌改良剤を使用。

「里海きゅうり」を育てているんです。

環境にも優しい野菜作りを進めています。

久米南キュウリ部会で作っている里海きゅうり


杉山さんは、「今まで、部会でもいろいろなことにチャレンジしてきた。この里海野菜もどんどん取り入れて、皆さんに食べていただきたい。地域に優しい野菜を作り、楽しいサイクルができたらいい」と今後の意気込みを話してくれました。

杉山美明さんとツーショット


「里海野菜」の普及を進めるJA全農おかやま 園芸課の寺尾香名子さんは、「久米南町の里海きゅうりは市場出荷をしているので、市場や量販店などと協力しながら、もっと消費者に里海きゅうりを知ってほしい。品質向上だけでなく、地球に優しい農業をしているということも、知ってもらえたらと思う」と、話していました。

JA全農おかやま 園芸課の寺尾香名子さん


カキ殻を利用して育てる「里海きゅうり」。

地球に優しい循環を作り、岡山の自然や瀬戸内海を守ります。

リポーター
難波紗也