女性スタッフリポーターからの写真を紹介
里海きゅうり
岡山県久米南町北庄。
キュウリを栽培している、杉山美明さんの畑を訪れました!
畑には、立派なキュウリがたくさん♬
まっすぐ、色濃く育っていました(#^.^#)
ここで栽培されているのは「里海きゅうり」。
瀬戸内海でとれたカキの殻を有効利用し、土壌改良剤として使用しています。
里海…と聞くと「カキ殻」が思い浮かぶ人も少しずつ増えてきたのではないでしょうか。
「里海米」や「里海卵」などが有名ですよね!
杉山さんの畑では、3月~4月に、
畑にカキ殻の入った土壌改良剤をまき、キュウリを育てています。
〈JA晴れの国岡山 久米南キュウリ部会 杉山美明さん〉
杉山さんはそのメリットについて、「キュウリの木が長持ちする。だからおいしいキュウリが長い期間作れる」と話してくれました。
カキ殻を使った土壌改良剤をまくことで、平均10日ほど収穫期間が延びたんだとか。
また、「病気にかかりにくくなった」とも教えてくれましたよ。
JA晴れの国岡山 久米南キュウリ部会では、所属しているすべての農家が、カキ殻を使った土壌改良剤を使用。
「里海きゅうり」を育てているんです。
環境にも優しい野菜作りを進めています。
杉山さんは、「今まで、部会でもいろいろなことにチャレンジしてきた。この里海野菜もどんどん取り入れて、皆さんに食べていただきたい。地域に優しい野菜を作り、楽しいサイクルができたらいい」と今後の意気込みを話してくれました。
「里海野菜」の普及を進めるJA全農おかやま 園芸課の寺尾香名子さんは、「久米南町の里海きゅうりは市場出荷をしているので、市場や量販店などと協力しながら、もっと消費者に里海きゅうりを知ってほしい。品質向上だけでなく、地球に優しい農業をしているということも、知ってもらえたらと思う」と、話していました。
カキ殻を利用して育てる「里海きゅうり」。
地球に優しい循環を作り、岡山の自然や瀬戸内海を守ります。
- リポーター
- 難波紗也