1127日(金)

炭山武蔵さん(和気町塩田)

重機に、パイプ?どこかの工事現場…?

ジネンジョの畑

ではありません!ジネンジョの畑に行ってきました(^^)/

吉備中央町上田西の、標高およそ450メートルのところにある畑です。
ここは、朝晩と昼の気温差が大きい地域。
寒暖差があるので、農産物がおいしく育つ場所なんですよ!

吉備中央町上田西

ジネンジョを作っているのは、栽培20年以上の小林豊さんです。

栽培20年以上の小林豊さん

小林さんは、農業の他に、建設業も営んでいます。重機の操縦はお手の物(*’ω’*)
土を掘ると出てきたのが、パイプ!
ジネンジョは、パイプの中で育つんですよ。
まっすぐなかたちに育てるためです♪

小林さん

土からパイプを取り出し、ひとつひとつ中の様子を見ていきます。
この時初めて、ジネンジョの出来を確認することができるんですよ。
出てきましたよ!大きくて長いジネンジョ!
まっすぐできれいです(*´ω`*)

大きくて長いジネンジョ

大きくて長いジネンジョ

特徴は、なんといってもこの粘り!

特徴は、なんといってもこの粘り!

一切れいただきました。

最初はシャキシャキ食感。
甘みも感じました!
そして、噛めば噛むほど粘りが出てきましたよ。
口の中がふわっふわのジネンジョでいっぱいになりました( *´艸`)
なんとも幸せ♡
このおいしさの秘密は、2種類の「土」にありました。

このおいしさの秘密は、2種類の「土」

小林さんの畑には「赤土(あかつち)」という、この地域特有の土が広がっています。

赤土

粘土質なので保水力があるんですよ。「水分」は、ジネンジョ作りにとっても大切♪
だから、栽培に適しているんです。
ですが、パイプの中には「真砂土(まさつち)」という土を入れます。

真砂土

さらさらでキメが細かい土。ジネンジョに傷がつきにくい上、まっすぐに育ちます。
ツルっとした肌のジネンジョができるんですよ(*‘∀‘)
ジネンジョは「真砂土」に守られ、その真砂土が入ったパイプは、「赤土」に守られているということなんです(*´ω`*)

収穫したジネンジョは、きれいに洗って、干します。
その後は、なんとバーナーであぶってから出荷するんですよ!

真砂土

理由は、ひげ根を燃やしてツルツルにするため!
見た目がきれいになるし、調理がしやすくなるんです。
ジネンジョは、贈答用としても大人気☆
今年は特に、地方へ送る人が多いんだそうです。
新型コロナウイルスの影響であまり遠出ができないからかもしれません (´・_・`)

小林さんのもとには、「こんなにおいしいジネンジョは初めて」「嬉しい!」などという電話が入るんだとか。
小林さんは、その「おいしい」という声がやりがいになっているそうです(*’ω’*)

こんなにおいしいジネンジョは初めて

吉備中央町のジネンジョは、JA晴れの国岡山の直売所「かよう青空市」などで、今年いっぱい販売される予定です。
ジネンジョは栄養もたっぷりですよ。
ぜひ味わってみてくださいね♪

吉備中央町のジネンジョ

JA晴れの国岡山 かよう青空市:0866-56-8078

リポーター
難波紗也