女性スタッフリポーターからの写真を紹介
髙田和之さん(瀬戸内市牛窓町鹿忍)
祖父が残した農地を復活させ、牛窓町の新たな担い手として活躍する若手を取材しました!
JA岡山 牛窓キャベツ部会 髙田和之さん(27)です。
髙田さんは就農3年目。
キャベツや白菜、レモンなど、牛窓の特産をメインにした作物を育てています。
収穫期を迎えていたのはキャベツです。
収穫するたびに、“ザクッ”“パリッ”っといういい音が響きます(^^)!
今年は夏に雨が少なくて苦戦しましたが、みずみずしくていいキャベツに仕上がりました。
持ってみると、ずっしりと重たかったです!(^^)!
髙田さんが農業を志したのは、祖父母の影響です。
髙田さん自身は岡山市出身でしたが、幼い頃から牛窓にいる祖父母の畑に行っては、ちょっとしたお手伝いもしていたそうです。
祖父が亡くなった後、ふと思い立って父と一緒に牛窓を訪れました。
かつては祖父が綺麗に管理していた白菜畑の面影はなく、草が生い茂る荒れた姿に、衝撃を受けたといいます。
それをきっかけに農家への道に進みました。
農業大学校で知識と技術を磨き、卒業後は、さらに経営を学ぼうと1年半程アメリカで実務研修を受けました。
アメリカ研修時代のメンバーとの写真
アメリカでの農業の様子
その後、牛窓にある祖父の10アールの畑を受け継ぎ、農業で起業。
地域の人たちから次々と畑や田んぼを請け負い、規模を拡大させ、今では、4ヘクタールにもなりました。
2人の従業員と一緒に頑張っています。
左から髙田さん、隅さん、植木さん
植木 清剛さん(35)は、いつか地元牛窓で新規就農することが夢です。
夢を叶える時まで、髙田さんのもとで農業を学びます。
植木さん
隅 健太さん(28)は、髙田さんと農業大学校の同級生で、なんと寮の元ルームメイト!
とにかくとっても明るくて元気なんです。
あまりの元気さに圧倒されました(*_*)
隅さん
髙田さんは、「自分が地域の畑を引き継ぐのはもちろん。うちの会社で研修して育った人が独立して、さらに引き継いでいくことで牛窓の農業を持続していきたい」と話してくれました。
髙田農園のみなさんと
元は大好きな祖父の残した畑を守るために始めた農業。
今ではすっかり地域の農業の将来を支える、期待の若手です。
- リポーター
- 古米沙世