817日(月)

水田純さん(岡山市中区国府市場)

地元発祥の雄町米を途絶えさせないように、地域を引っ張る男性を取材しました。

高島雄町米振興会 水田 純さん

高島雄町米振興会 水田 純さん(36)です。
水田さんは、全部で15ヘクタールの田んぼを管理していて、そのうち10ヘクタールで雄町米を作っています。

水田が管理している田んぼ

高島は、雄町米の発祥の地として知られています。
戦後を境に生産者が大幅に減り、一度途絶えてしまう心配もありましたが、その後、再び生産者を増やし復活。
今は、32人の生産者が高島で雄町米を栽培しています。

散布の準備中の水田さん

元々農業機械の販売の仕事をしていた水田さん。
生産者のイキイキとした表情を見て、自分も農業がしてみたいと考えるようになりました。
その後就農し、今では地域の雄町米作りを引っ張る存在です。

散布中の水田さん

雄町米は、収穫時期になると160センチを超える高さになるんです!(^^)!

昨年の収穫期の水田さん
昨年の収穫期の水田さん

そのため稲が倒れやすく、育てるのが難しい品種でもあり、特にこの時期は台風に警戒しています。
それでも、雄町米で作るお酒は絶品です。

雄町米で作られたお酒

ラベルには、高島雄町100%の文字が!

ラベルには、高島雄町100%の文字が

高島雄町米振興会が作った雄町米が使われた日本酒です。
今は辛みを抑えたフルーティーなものも増え、性別年代問わず、飲みやすく仕上がっています(#^^#)

水田さん

ファンも多く、人気が高い雄町米ですが、今年は新型コロナウイルスの影響で日本酒全体の需要が減り、生産量も大幅に減らすことになりました。

水田さんは、「とにかく雄町米を途切れさせないように、みんなに美味しいお酒を飲んでもらえるように頑張っていきたいです。雄町米で作るお酒は美味しいと思います」と話します。

水田さんと
水田さんと

水田さんは何度も「高島雄町を守らないといけない」と繰り返していました。
責任感あふれる水田さん。
地域の特産品を守る頼もしい担い手です。

雄町米の担い手

リポーター
古米沙世
撮影場所
岡山市中区