日本人の睡眠時間はなぜ短い?専門家が教える「夏の快眠術」

ライブ5時 いまドキッ!

この時期は「寝苦しさ」を感じやすいですよね。一度眠りについても、夜中に目が覚めてしまい、そのまま寝付けなくなってしまう...といった経験がある方も多いのではないでしょうか。
 

■衝撃!日本の平均睡眠時間はOECD加盟国中最下位




OECD(経済協力開発機構)が発表したデータ(※2021年調査)によると、日本の平均睡眠時間はなんと7時間22分。これは、OECDに加盟する33カ国の平均よりも1時間以上も短く、加盟国の中で最下位という衝撃的な結果なんです。

「意外だ!」という声も聞こえてきそうですが、データで見ると日本の睡眠時間の短さが浮き彫りになっています。
 
単に眠いだけでなく、睡眠不足は様々な健康リスクを高めることが分かっています。睡眠時間が短いと、がんなど様々な病気のリスクが高まってしまうという研究結果もあるそうです。

だからこそ、質の高い十分な睡眠を確保することがとても重要になります。
 

■岡山大学 鳴海教授が語るエアコン活用法




岡山大学で気候変動による影響や適応策を研究されている鳴海教授にお話を伺いました。

先生によると、睡眠障害は気温が上がってきていることと関係がある可能性があるとのこと。
特に、最低気温が25度を下回らない熱帯夜は、私たちの睡眠の質を著しく悪化させます。




鳴海教授は、夏場の睡眠の質を上げるためにエアコンの使い方に気をつけることが重要だと話します。タイマーで途中で切れてしまうと、また暑くなって目が覚めてしまうため、就寝中はつけっぱなしにするのが良いとのこと。

適切な温度設定で、朝まで快適な室温を保つことが快眠への第一歩です。




>>広告の下に続く

■光も大敵!川崎医科大学 北野医師が警鐘を鳴らすスマホの影響




川崎医科大学の北野医師は、「光が睡眠に大きな影響を与える」と指摘します。


 
夜中に目が覚めた際、ついスマートフォンを見てしまうという方も多いのではないでしょうか。しかし、スマホの光を目から浴びると、脳が「まだ昼間だ」と錯覚してしまい、眠りを妨げてしまうのです。

北野医師は、できる限り夜中のスマホ操作は控えるべきだと話します。
 

■快眠のための生活習慣



 
専門家のお話から、快眠のためには「エアコン」と「光」が大きなポイントであることが分かりました。
さらに、良い睡眠をサポートするための生活習慣もいくつか教えていただきました。
 
・入浴:
寝る2〜3時間前にしっかり湯船に浸かるのがおすすめ。
・カフェイン、アルコール、タバコ:
睡眠を妨げる要因となります。特に寝る直前の摂取は避けるようにしましょう。

・室内の湿度:
夏場はエアコンで冷房をかけていても、湿度が高くなりがちです。適切な湿度を保つために、必要に応じて除湿機能を活用しましょう。

 
ぜひこれらのポイントを意識して、質の良い睡眠を目指してみてください。
健康のためにも、しっかり眠って、元気に過ごしましょう!


 

【動画で見る】