瀬戸内国際芸術祭の舞台として、世界中から注目を集める直島。岡山や香川からもアクセスしやすく、気軽にアートに触れられる人気の観光地です。
そんな直島に、今年2025年の春、新たな風を吹き込む一軒のお店がオープン。その名も「SPAICE CURRY WANDER」。
古民家を改装したというその店構えからは、すでにセンスの良さが漂ってきます。今回は、アートの島で味わう絶品のスパイスカレーと、そこに込められた店主の温かい想いをご紹介します。
■ここはギャラリー?スパイスの香りとアートが出会う場所
お店に入ると、ふわりと漂う魅惑的なスパイスの香り。
そして目に飛び込んでくるのは、壁一面に飾られたお洒落なアート作品の数々。
「カレー屋さん?」と思わずキョロキョロしてしまうほど、洗練された空間が広がっています。
このお店のコンセプトは「つながりが生まれるカレー屋さん」。
直島で出会ったアーティストの作品を展示することで、カレーを待つ時間も楽しめるギャラリーのような場所にしたい、という想いが込められています。
■「新潟→インド→直島」異色の経歴を持つ店主の物語
この素敵なお店の店主である井澤さんは、なんと新潟県からの移住者。しかも、その経緯がとてもユニーク。
30歳を過ぎてから海外一人旅に目覚めた井澤さんは、旅先で出会った外国人から「ナオシマとテシマは最高だよ!」と教えられたのが、全ての始まりでした。
実際に訪れてみると、すっかり島の魅力にハマってしまい、2年前に移住を決意。
さらに驚くべきは、カレーが好きすぎるあまり、本場インドまで渡り、現地のホテルや屋台で本格的な修行を積んだということです。
外国人に教わった島に移住し、インドで学んだカレーを提供する。そんな井澤さんの作る一皿には、一体どんな物語が詰まっているのでしょうか。
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