62日(火)

岡山で昔から作られている「果物の女王 マスカット・オブ・アレキサンドリア」

収穫が始まったばかりのマスカットです。
中でも“マスカット・オブ・アレキサンドリア”を紹介します。

マスカット・オブ・アレキサンドリア
マスカット・オブ・アレキサンドリア

ブドウの産地、倉敷市の船穂地区では100人以上の生産者がいますが、そのうちの一人平本純大さんのハウスをお邪魔しました。
ハウスの中には、たわわに実ったブドウが沢山!

ハウスの中、沢山のたわわに実ったブドウ

平本さんのハウスは高台の斜面にありました。
そもそもこの辺りは、南向きの傾斜で瀬戸内海の風が抜けて、ブドウにブルーム(白い粉)がのりやすく、ブドウの新鮮さが保たれるそうです。
そのため、ブドウ作りに適した土地になるんです。

マスカット持っている平本さん
平本さん

今は、種なしのシャインマスカットの人気が高まっていますが、
平本さんは、昔から岡山で作られている特産の種ありマスカット・オブ・アレキサンドリアを栽培しています。
「今年は暖冬の影響でどうなるか心配したんですが、さすが晴れの国ということで、天候に恵まれて今ではしっかり熟れきっています」と平本さんは話します。

平本さんと千神リポーター

種があることが美味しさのポイントで、マスカット独特の香りや風味が出るんですよ。
試食しましたが、食べて噛んだ瞬間、プチっと弾けてマスカットの爽やかな香りが漂い、そしてさっぱりとした甘みが口いっぱいに広がり美味しい!!!
平本さんは、「実と皮の間に一番おいしいところがあるので、皮ごと食べて貰うのが一番アレキの美味しさが分かって貰える」と言います。

収穫されたマスカット・オブ・アレキサンドリア

粒の表面にある白い粉が、見た目で分かる美味しさのポイントです。
この白い粉=ブルームのある状態が健康なブドウで美味しい新鮮なブドウの証拠です。

マスカットをみている平本さん

これからもマスカット・オブ・アレキサンドリアを作ることで、伝統を守っていきたいと平本さんは話します。
「アレキが日本に来て140年近くになるので、その歴史を少しでも延ばしていけたらな」

船穂地区のマスカットは9月まで出荷が続きます。
船穂直売所や、船穂フルールフラワーセンター086-552-2703で買うことができますよ~