女性スタッフリポーターからの写真を紹介
秋山佳範さん(岡山市北区玉柏)
オレンジ色のつなぎがトレードマークのJA岡山 青壮年部 秋山佳範 部長(39)です。
17歳から就農し、今年で22年目。
主にニンジンやダイコンなどを作る根菜生産者です。
玉柏は昔から土壌に恵まれ、根菜作りが盛んでしたが、今では生産者が減っているそうで、特に根菜部会でニンジンを生産している農家は3軒ほど。
秋山さんは、地域では数少ない根菜生産者として、地元の農業を守っています。
もうすぐニンジンの収穫が最盛期を迎えます。
2人乗りの機械を使っての収穫。
秋山さんが前に乗り操縦し、ニンジンを抜いていきます。
後ろの人は、形が悪いものを見極めながら、カゴに詰めていくという作業です。
この日は、同級生が手伝いに来てくれていました(#^^#)
秋山さんは、2年前に青壮年部の部長に就任しました。
青壮年部は、JAの若手組織で、作っているものも、年代もさまざまな農家が集まります。
地域貢献活動をしたり、日々の情報交換をしたりと、活動はさまざま。
就農した若手は、まず青壮年部に所属して、地域の農家同士の輪を広げます。
しかし、秋山さんが就任した当時からも続くコロナ禍。
活動はもちろん、メンバーで顔を合わせる懇親会でさえも開催できません。
部長として『こんなことがしたい』という目標はたくさんある一方で、活動ができないもどかしさも感じているそうです。
そんな秋山さんが、今年したいことは『忘年会』。
かしこまった会議では、つい遠慮してしまう本音やアイデアを気軽に口にできる機会を作りたいと考えています(#^^#)
秋山さんは、「それぞれの地域ごとで色んな課題があると思うんです。その課題をどう解決していくかを話し合って、自分のところに足りないものを発見することができる。やっぱり相談できる相手は多いほどいいですね」と話します。
秋山さんと
最近、新たに就農した2人の若手が地域に仲間入りしました。
『2人が地域に馴染めるように背中を押してあげたい』
そんな思いを募らせながら、活動できる日を心待ちにしている、頼れるリーダーです。
- リポーター
- 古米沙世