215日(月)

山中幸子さん(鏡野町羽出西谷)

みなさん!このお花の名前、知っていますか?

色とりどりの可愛らしい花

色とりどり、花弁も大きくて可愛らしいですよね!
“アルストロメリア”という花です(#^^#)♪

真っ赤なアルストロメリア

実は、鏡野町の奥津地域は岡山県一のアルストロメリアの産地!
奥津花卉生産組合 アルストロメリア部会 山中 幸子 部会長(54)は、オランダから苗を購入し、10品種ものアルストロメリアを育てています。

山中幸子さん

外は雪が積もっていましたが、ハウスの中は、27℃と暖かく、ダウンジャケットを着ていると暑いくらい!
冬はしっかり加温をして、時期を問わず一年中出荷しています。

ハウスの温度計

元々は両親が花農家で、手伝いから始めた山中さん。
次第に父から引き継ぎ、6年前に本格的に就農しました。

手入れをする山中さん

育てている品種の中で一番思い入れがあるのは、“レベッカ”という品種です。

レベッカ
レベッカ

白とピンクのグラデーションが綺麗ですよね。
今はこんなに優しい色合いですが、夏はよりピンクが濃くなるんだとか(#^^#)!
25年以上は続く昔からの品種で、人気も根強く、山中さんの父も好きな品種なんだそうです。

白とピンクの色合いが綺麗なレベッカ

今は地域で4軒の農家がアルストロメリアを作っています。
岡山県内でも生産者が少ないこともあって、イベントや街中でアルストロメリアを見かけると、「私が作った花かなぁ…」とついつい見てしまうそう(^O^)
なんだか我が子を思う母のようで、聞いていてほっこりしました(#^.^#)

アルストロメリア収穫する山中さん

アルストロメリアは、冠婚葬祭で多く使われます。
あまり意識していなかっただけで、実はどこかでよく見ている花なのかもしれません。

色とりどりのアルストロメリア

取材中もJAの担当者と「かわいい~、この色もかわいいな~」と女子トークが盛り上がる、盛り上がる(^O^)!
控えめながらも、存在感もある美しい姿に私もすっかりメロメロ。
ファンになっちゃいました(#^^#)

黄色のアルストロメリア

山中さんは、「たくさんはできないけど、できるだけいいものを作って、長持ちもする病気の少ない強い花を作りたいです」と話します。

山中さんと
山中さんと

種苗会社から紹介を受けて、新品種にも積極的に挑戦する山中さん。
地域の花づくりを守る存在として、きれいなアルストロメリアを沢山の人に届けています。

リポーター
古米沙世
撮影場所
鏡野町羽出西谷