淵本 文枝

来楽窯

2019年7月5日

岡山市北区足守に来楽窯が完成しました。
倉敷市茶屋町に工房を持つ備前焼作家・辻 多恵さんが2年半前から手作りで築いたのぼり窯です。



竹でアーチを作り煉瓦を積んで山土と藁をねったものを塗り外観をつくり、窯の大きさ5メートル、煙突は3メートル20センチ。

初窯出しは今年のゴールデンウィーク明けだったそうです。

 

先日、地元の人達を招いて個展も開催。
さらに理解を深めていただいたそう。
明日6日から3日間茶屋町の自宅工房で個展、来週13日から3日間倉敷美観地区の備前焼よしだで個展が開催されるそうです。
特に、初釜の時しか作らない左馬の文字を刻んだ茶碗や花入れを販売します。
縁起物ですので、是非!

 

登り窯は何度も焼いて窯の中の煉瓦が焼しめられないと思うように1160度まで温度が上がらないのだそう。
しかし、念願の自身の窯ができたことで、辻さんのこれからの作品作りにも一層力が入るに違いありません。