【香川・琴平】図書館がない町に生まれた奇跡。住民の愛でつくる「まちじゅう図書館」が素敵すぎる!

ライブ5時 いまドキッ!

今回のテーマは「図書館」。実は香川県琴平町は、”公立の図書館”がありませんでした。



「本と触れ合える場所が、この町にもっとあったらいいのに…」

そんな住民たちの純粋な想いが結集し、誰もが気軽に本を手に取れる素敵なプロジェクト「ことひらまちじゅう図書館」が誕生しました。
それは、"ない"からこそ生まれた、町の人々の優しさと情熱が詰まった、新しい図書館のカタチでした。

 

■カレー屋さんからお土産屋さんまで!?町全体があなたの書斎に




「ことひらまちじゅう図書館」とは・・・①
公立の図書館がない琴平町で、2017年からはじまった民間の図書館




「ことひらまちじゅう図書館」の面白いところは、特定の「建物」がないこと。
その名の通り、町にある様々なお店や施設が、それぞれ小さな図書館になっています。



プロジェクトに参加しているお店の軒先には、目印となる青い看板と、個性あふれる本棚が置かれています。その数、なんと町中に27ヶ所!

本棚に並ぶ本は、すべてお店の”館長”である店主さんたちが選び、寄贈したもの。だからこそ、そのお店ならではの個性が光ります。

「ことひらまちじゅう図書館」とは・・・②
店のオーナーが「館長」となり、好きな本を購入。本棚を置き、図書館として運営。※貸出条件は店舗により異なります。




スパイスカレー店の本棚には…
カレーやスパイスに関する専門書がずらり。カレーを待ちながら、スパイスの奥深い世界に触れることができます。




歯医者さんの本棚には…
歯や健康をテーマにした絵本がいっぱい。子どもたちが歯医者さんを好きになるきっかけが、ここにあるかもしれません。




お土産物屋さんの本棚には…
店主さんセレクトの旅や歴史に関する本が。旅の合間に、新たな知識との出会いが待っています。
 

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「本」が繋ぐ、人と人との温かい絆

 
 

「このプロジェクトは、誰か一人が頑張っているわけではなく、町のみんなが少しずつ力を出し合って成り立っているんです」
そう語る店主さんたちの表情は、とても誇らしげでした。




「琴平まちじゅう図書館」は、単なる本の貸し出しスペースではありません。本をきっかけに、お店の人とお客さんの間に会話が生まれ、新たな交流が生まれる。そんな、人と人との温かい繋がりを生み出すコミュニティの拠点となっています。




カレー屋さんでスパイスの専門書を読みふけり、お寺の境内で仏教書に心を落ち着かせ、参道のお土産物屋さんで旅情をかき立てる一冊に出会う…

琴平の町を散策しながら、自分だけのお気に入りの一冊と、素敵な”館長”たちとの出会いを探す旅に出かけてみませんか?

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