【香川・多度津】レトロが新しい!銭湯をリノベした話題のカフェと、町を元気にする”まねきねこ課”の魅力

ライブ5時 いまドキッ!

 瀬戸内海に面し、かつては金刀比羅宮への玄関口として栄えた歴史を持つ、香川県仲多度郡多度津町。




どこか懐かしい風景が広がるこの町に、今、新しい風が吹いています。仕掛け人は、官民一体で町の魅力を発信するプロモーションチーム「まねきねこ課」。今回は、そのユニークな活動と、おすすめの話題のレトロスポットをご紹介します。

 

■「たどりつく 多度津」が合言葉に!町の魅力を発信する「まねきねこ課」とは?




「私たちは"まねきねこ課"です!」

多度津町の地域交流センターを訪れると、元気な声で迎えてくれました。



課という名前がついていますが、役場の正式な部署ではありません。

「たどりつく 多度津」
をコンセプトに、多度津町を盛り上げるために集まった、町民や役場職員有志によるタウンプロモーションチームなのです。




2017年に発足したこのチームは、現在、民間の方67名と役場の職員20名で活動しています。月に1〜2回の会議を開き、多度津の魅力を最大限に引き出すイベントの企画や、SNSなどを活用した情報発信に積極的に取り組んでいます。
 
 

■冬に咲く満開の桜?町を彩る幻想的なイベントの数々





「まねきねこ課」が手掛けるプロジェクトは、どれもユニークで魅力的。その代表格が、冬のイベント「たどつ桜んたんページェント」。

「冬の多度津町に桜の花を咲かせよう」というコンセプトに、木々にピンク色のランタンを灯し、満開の夜桜を演出します。多くの人が訪れ、昨年は約1万人もの来場者で賑わいました。





また、JR多度津駅前の広場を活用した「たどつ駅前夜市」も人気のイベントです。地元のお店が多数出店し、多くの来場者で賑わいを見せています。 先週の土曜日に開催された際には、約3,000人が訪れ、大盛況だったそうです。



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■ まるでタイムスリップ!昔ながらの風情が残る本通地区へ

 



「まねきねこ課」の皆さんに「ぜひ訪れてみてほしい」と勧められたのが、古い町並みが残る本通地区です。






ここには、定期的に「本町デー」というイベントも開催されるなど、今、注目を集めているエリアです。






 
その一角に、ひときわ目を引く建物があります。煙突と暖簾が印象的な、昔ながらの銭湯です。吸い寄せられるように中へ入ってみると、そこには驚きの空間が広がっていました。

 

■扉を開ければノスタルジックな空間。大正創業の銭湯カフェ




この建物は、大正時代末期に創業し、多くの町民に愛されてきた銭湯をリノベーションしたカフェ「藝術喫茶 清水温泉」です。






2018年にオープンし、2025年6月にリニューアルしたばかりの店内は、訪れる人々を温かく迎え入れます。


 
木の温もりが感じられる脱衣所のロッカーは当時のまま。そして驚くことに、客席はなんと湯船の中。




タイル張りの浴槽がそのまま座席として活用されており、まるで銭湯にいるかのような不思議な感覚を味わえます。

気になるメニューの中でも一番人気なのが、その名も「風呂桶セット」。一体どんなものなのでしょうか・・・【後編に続きます】

 

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