公益財団法人
山陽放送学術文化・スポーツ振興財団

シンポジウム記録書籍
『輝ける讃岐人2』を図書館に寄贈

公益財団法人山陽放送学術文化・スポーツ振興財団は香川県ゆかりの先人の功績を学び直すシンポジウムの記録書籍『輝ける讃岐人2』約300冊を、岡山・香川両県の公共図書館や大学図書館に寄贈しました。

シンポジウム記録書籍『輝ける讃岐人2』には、昨年7月から9月まで開催されたリレー・シンポ「輝ける讃岐人」の3回分、第4回「内海の価値を訴えた人々=瀬戸内海を日本初の国立公園に導いた小西和と田村剛」、第5回「四国をひとつにした男=新道・架橋・鉄道など社会インフラの整備に奔走した大久保諶之丞と景山甚右衛門」、第6回「文学賞と科学賞を残した2人=文芸興隆の礎築いた文壇の大御所菊池寛と日本初の女性博士保井コノ」が収録されており、この4月末に発行されました。

岡山県立図書館には5月24日、同財団の理事で、RSK山陽放送代の里見俊樹社長が訪れ、「時代とともに先人の偉業が忘れられていきます。この書籍を、先人の知恵と生き様を学び直す一助にしていただきたい」と、200冊を大西治郎館長に手渡しました。

大西館長は「時代と格闘し続けた先人の偉業をまとめた貴重な資料です。これまでの『蘭学』、『福祉』、『殖産』の各シリーズと合わせて広く県民に周知し有効に活用していきます」と述べました。

里見俊樹理事、大西治郎館長
左:里見俊樹理事 右:大西治郎館長

一方、香川県立図書館には6月8日、RSK山陽放送四国支社の嶋田博史支社長が訪れ、「時代とともに先人の功績が忘れられていきます。この書籍を先人の偉業を学び直す一助にしてほしい」と述べ、市原誠館長に記録書籍と目録を手渡しました。

市原館長は「郷土の先人たちの歴史をひも解く、学術的にも貴重な史料をいただきありがとうございます。記録集第1巻とともに大いに活用していきたい」と述べました。

嶋田博史支社長、市原誠館長
左:嶋田博史支社長 右:市原誠館長

記録集には、第一線で活躍する講師の先生方が史料と史料の間に分け入って導いた新たな知見のほか、時代と挌闘してきた先人たちの信念や勇気、開拓性、実行性などが貴重な写真と史料により活写されています。

岡山県では97の公共図書館と大学図書館に、また香川県内では約40の公共図書館や大学図書館などにおかれ、貸し出しも行われています。