番組審議会

<第653回審議会概要>
■開催日時 平成28年10月12日(水)
■場所 山陽放送本社会議室
■議事の概要 10月12日(水)紙上参加を含め10人の委員全員が出席。
まず、10月番組改編と4月から9月まで放送の番組種別についての報告が行われた。
番組については、前回に引き続きTBSを中心とするネット番組のうち、主にドラマ、バラエティ・その他について番組批評が行われた。

▽ドラマ
最近の都会の男女の価値観をしることのできる興味深いものもあるが、ストーリーが奇抜すぎて若者向けが多い。
漫画や小説の原作ばかりのドラマ化でなく、脚本の質を高めてほしい。現代風の新しい試みとしてTBSならではの時代劇に期待する。
「仰げば尊し」は実話をもとにした学園もので、寺尾聰さんの演技は素晴らしかったが、高校生役は起用に難があった。「神の舌を持つ男」はギャグが多すぎて若い人にはいいが年配には違和感がある。「逃げるは恥だが役に立つ」は婚活、草食系男子を題材にしたコミカルなドラマで、自然体で好感が持てる。

▽バラエティ・その他
「マツコの知らない世界」は出演者の人選が面白くマニアックな世界に引き込まれ、新商品情報入手のツールになっている。マツコデラックスの司会は相手の会話を引き出す力が優れている。「林先生が驚く 初耳学!」は、クイズ番組の中でもいちばん教養になる。「ぴったんこカン・カン」の安住アナウンサーの力量には驚かされる。「世界ふしぎ発見」「ピラミッド・ダービー」は家族で見られるバラエティだ。
バラエティ全般に意図的な仕込みがあると感じさせるものが多い。行き過ぎは子どもに悪影響があるのでは。

などの意見があった。