番組審議会

<第652回審議会概要>
■開催日時 平成28年9月14日(水)
■場所 山陽放送本社会議室
■議事の概要 9月14日(水)紙上参加を含め10人の委員全員が出席。
まず、先月のラジオ番組「昼からど~だい!」での外部タレントによる失言の経過説明と措置について報告された。
ひきつづき、TBSを中心とするネット番組についてジャンルごとの番組批評が行われた。

▽報道・ニュース・ドキュメンタリー番組
「Nスタ ニューズアイ」は築地市場移転や富山市議会の問題などタイムリーな事案をしっかりと伝えており、取材対象や報道内容に局間の報道の違いを感じさせる。「報道特集」は相模原の殺傷事件をはじめ、その時々のニュースを深堀し、事件などの本質的な問題点に迫る優れた番組だ。「ニュース23」は全体的によく整っているが、その日のニュースの繰り返しの傾向があり、特集の強化などもうひと工夫を期待する。「世界遺産」は動物の生態や世界各地のアーカイブ映像を美しく紹介し、独自性の高い番組だ。
▽情報系番組
「あさチャン!」は夏目三久さんには安定感があり好感が持てるが、もっとしっかりした知識人のコメンテーターが必要。「白熱ライブ ビビット」の国分太一さん、真矢ミキさんのコンビも落ち着いてきた。「サンデーモーニング」はコメンテーターの配置や起用などに工夫がみられる。ただ、一方的なコメントだけでなくバランスのとれた意見を十分伝えてほしい。「新・情報7daysニュースキャスター」は1週間のニュースをきちんとまとめてくれる。ただ、ビートたけしの発言は聞き取りにくい。
全般的にニュースや情報系の番組コメンテーターの起用や情報の取り上げ方に偏りがないよう配慮が必要だ。高畑淳子さんの会見や「おんぶ政務官」報道は行き過ぎを感じる。国民の関心事に流されすぎない報道機関の見識も必要だ。

などの意見があった。