淵本 文枝

画廊喫茶サンホセ感謝展

2017年3月10日

岡山市駅元町の画廊喫茶サンホセが48年の歴史の幕を閉じる。3月末で最後となる。ラテン音楽ファンの河原 馨さん・すみ子さん夫妻が1969年岡山市とコスタリカのサンホセ市が姉妹都市縁組を結んだのを機に、開店した。始めは音楽喫茶として、ラテン音楽、フラメンコなどを提供。82年頃からギャラリーとし、芸術家の発表の場として、工芸、美術ファンに親しまれてきた。会場には700点程の夫妻がコレクションしてきた作品がずらりと並ぶ。どれも思い入れのある作品ばかり。だいじに使ってくれる人にお売りしたい、と言う。有名クラフトマンの名前がずらり。昔よく通っていたという人が名残を惜しんで絶え間なく訪れていた。79歳のオーナーは第二の人生をこれから楽しみたいという。あと何回か訪れてみよう。ワクワクする宝庫のような空間に思えた。