渡壁 恵子

☆災害復興墨彩画展&倉敷物語館☆

2019年6月12日

今日は災害復興墨彩画展が開催中の総社市下原にある枝松さんのご自宅へ。

枝松さんは総社市ご出身。長年教鞭をとっておられました。定年後、墨画教室を立ち上げ、墨彩画を25年間続けてこられました。

平成27年叙勲、31年には世界最高芸術名誉作家の称号を授与されています。

そんな中、昨年の7月に起きた工場爆発、続けて起こった小田川の氾濫というダブル災害により避難37日間を余儀なくされた枝松さん。

大変な中、6畳一間をリフォーム。いち早く我が家に帰り、復興に立ち向かわれたそう。

9カ月間廃墟だった6つの部屋に展示場に改装。160点の作品を展示しています。

床上1メートルの浸水で今まで描いてきた作品が泥に埋もれ、汚れやカビが発生してしまい捨てるのを余儀なくされたものもあったそうです。

作品は小さなものでで20センチ四方、大きなものだと100号サイズ。中でも災害を乗り越えてきた「吉備路晩」「御神木」は特に思い入れの強い作品だと語っておられました。

御年92歳の枝松さん。こういった災害がなければ今回のような展示は行っていなかっただろうと話します。

素敵な世界観が広がっています!今月16日まで開催。入場は無料。ぜひ足を運びくださいね^_^

午後からは倉敷市阿知にある倉敷物語館へ☆
特別展 天衣無縫のテニスプレイヤー原田武一物語が開催中です。

原田さんは倉敷市酒津地区出身のテニスプレイヤー(1899年~1978年)

1924年パリ五倫男子シングルスで8強入り、他にも世界各国で活躍された名選手です。

今回の展示は原田選手が使っていたユニフォームをはじめ、使い込まれた木製のトランクケース、パリ五倫の時に使用していたとみられる三角形のワッペンなど計40点が展示されています。

現役を終え倉敷に帰京した後、1962年 岡山国体で聖火ランナーの最終走者を務めた写真が残っています。まさに岡山スポーツ界の礎を築いた1人!

来年に控える東京五輪、パラリンピック向け郷土の偉人に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?

この展示は今月30日まで。午前9時から午後7時。入場は無料です(^^)