淵本 文枝

来美古庵のお雛祭り

2018年2月2日

岡山市北区白石西新町のギャラリー来美古庵でお雛祭り開催中。~15日まで。ふるいものが大好きなオーナーの西田くみ子さんが集めた雛や雛道具200点以上がアンティーク家具の上にズラリと並ぶ。明治・大正・昭和の作家物など価値のあるものばかり。明治のパリ万博に出展した同じモデルの人形師、大木氏の雛は着物の刺繍の豪華さといい、お雛様の冠の繊細さ、お顔の上品さはあっと言う程素晴らしい。漆塗りの雛道具の細工の細やかさは息をのむ。西田さんのこだわりで、道具入れのケースは水戸岡鋭治氏の工場に特別オーダーしたものだそう。一部販売している物もある。毎月1日~15日、11時~17時自慢のコレクションを眺めながら、お茶でもどうぞ、と西田さん。

 

 

午後は岡山市立旭東小学校にお邪魔しました。明日岡山武道館でアフリカ・ウガンダから来日したワトト・チルドレンズ・クワイアのコンサートを前に、旭東小と鹿田小にウガンダの子どもたちが交流会にやってきた。ワトトの子どもたちは病気や戦争で両親を失ってしまい、ウガンダの孤児支援団体で運営されるワトト村で暮らしている。誘拐されたり、強制的に少年少女兵にさせられ、銃を持ったりした子どももいる。この村に保護され生活をするようになって初めて学校に通い、生きる目的、夢を抱くようになれたそうです。新しい人生をスタートしているのです。またワトト・チルドレンズ・クワイアのメンバーはじぶんたちの人生ストーリーを歌や踊りを通じて人々に届けているのです。岡山の子どもたちはワトトのみんなとの交流を通して、日本の平和のありがたさを感じ、世界の出来事を学んだでしょう。ワトトのメンバーの女の子は日本は寒い。けれど、日本での時間はすべてがとても楽しい。「夢はプロのダンサーになることです。」と語ってくれた。あすのコンサートは15時から岡山武道館にて。大人1000円中学生以下100円。歌、踊り、スピーチなどもある。