淵本 文枝

瀬戸内海の希少生物展

2014年8月1日

玉野市渋川の渋川マリン水族館にて8月31日まで瀬戸内海国立公園指定80周年記念「瀬戸内海の希少生物展開催」今では、数少なくなった珍しい瀬戸内海に生息する生物を展示解説している。

体長1.5センチくらいの小さなカブトガニ。この大きさで約2年くらい。カブトガニ博物館のある笠岡近辺では放流などをしているため多少戻ってくるが今ではずいぶん珍しくなっている。

カスミサンショウウオ、体長3センチくらい。目がかわいい。陸地の水際に生息している。よく観察すると見つけられるかも。

 

 

トビハゼ。干潟は少なくなったがかろうじてまだ瀬戸内界隈では見つけられるそう。
坂口館長の話によると干拓が進み干潟が減り浅瀬に生息するアマモが減少してしまい生態系が変化したことで減少してしまったらしい。水質はだんだんと回復していっているが、元に状態に戻すのはかなり難しいことなのかもしれない。
改めて、海の大切さ、生物との共存を考えるきっかけになる夏の企画展。ぜひご覧ください。