紙上参加を含む8名の委員が出席。
TBSを中心とするネット番組の報道・ニュースドキュメンタリーおよび情報系番組について多面的な意見交換が行われた。
1 報道・ニュースドキュメンタリー番組
▽「news23」9/2(火)の経営トップ辞任報道では、過去の発言や映像をまとめ、人物が一貫して厳しい姿勢をとってきたことを示し、自らに甘さを許さないという社の立場が理解できる構成で説得力があり評価された。後半のスポーツでは世界バレーや陸上関連に多くの時間が割かれ、結果を網羅するニュース性に欠け物足りなさを感じたとの意見があった。
▽「Nスタ、news23」選挙関連ニュースについて、SNSやネットで情報を得る世代が増える中、テレビは現実に即した発信姿勢が不足。情報環境の変化を踏まえた報道のアップデートが必要との指摘があった。
▽「報道特集」8/23(土)の放送では、エネルギー貧困や戦中写真を深く掘り下げ、社会の現実を考えさせる内容で、視聴者に強い問題意識を促す番組姿勢が評価された。
▽「世界遺産」最新技術による迫力ある映像と落ち着いたナレーションが魅力。教育的価値も高く、長寿番組として今後さらなる進化に期待が示された。
2 情報系番組
▽「情報7daysニュースキャスター」8/23(土)のビル・ゲイツ氏インタビューは、学生参加型の形式を取り入れた点が評価された。一方、内容に関しては、経済人や開発者としての視点を通して日本の若者に刺激を与える内容がもう少しあれば良かったとの指摘もあった。また、この企画を番組冒頭で十分に告知していなかった点を惜しむ声もあった。
▽「THE
TIME,」落ち着いていて見やすく、ニュースは短く整理されているので、朝に効率よく情報が得られると評価された。「お目覚め脳シャキ!クイズ」や「早朝グルメ」など、一日の始まりに親しみや楽しさを感じられる工夫が好評であった。
▽「がっちりマンデー!!」番組は経済情報を親しみやすく伝え、MC加藤浩次さんの率直で自然な反応が番組の魅力を高めているとの声があった。一方で、進行や雰囲気づくりにおける彼の存在感が大きく、番組が個人に依存している印象があるとの懸念も示された。
▽「健康カプセル!ゲンキの時間」8/24(日)の放送では、加齢による難聴と認知症リスクをわかりやすく解説し、補聴器や助成制度の紹介も有益であったが対策の項目が多く提示され整理不足との指摘があった。
などの意見があった。