番組審議会

<第739回審議会概要>

■開催日時
令和7年(2025年)5月14日(水)14:00~15:30
■場所
RSK山陽放送 第1会議室
■議事の概要

紙上参加を含む9人の委員が出席。
下記のテレビ・ラジオの自社制作番組について批評が行われた。

テレビ 4月16日(水) 20:00~20:55放送
「RSK地域スペシャル メッセージ どうするスタジアム~J1で戦うために~」

ラジオ 4月26日(土) 19:00~20:00放送
「吉備津神社国宝本殿・拝殿再建600年記念 森山良子コンサート」

【テレビ】
▽地域課題をタイムリーに取り上げ、他県スタジアムの事例や観戦者の観光行動まで含めて構成されていた点がわかりやすかった。
▽経済効果に焦点が偏っていた印象で、「社会的価値」や「シビックプライド」といった視点ももっと掘り下げてほしかった。
▽番組冒頭では現状や課題がデータで示され分かりやすく整理されていたが、その後のスタジオトークでは議論が深まらず、やや表面的に感じられた。
▽出演者の構成が似通っていたため、多様な立場の声が加わると、より多角的な議論になったのではないか。
▽番組の問題提起や論点の整理が曖昧で「メッセージ」シリーズとして期待していた丁寧な構成や掘り下げが今回はやや弱く、物足りなさを覚えた。
▽今回の放送は導入編としての意義はあったと思うので、今後はより深い議論と掘り下げに期待したい。

などの意見があった。

【ラジオ】
▽番組前半のトーク部分で、吉備津神社の歴史や由来がわかりやすく語られ理解が深まった。
▽藤井宮司と森山良子さんのトークで、奉納歌に込めた思いや神社への誠実な姿勢が伝わってきた。
▽奉納歌「吉備の風」は気品がありながらどこか切なさも感じられるメロディで、吉備の風景や人々の思いが重なるようだった。森山さんの透き通る歌声と相まって心に残る仕上がりだった。
▽音質が非常に良く臨場感のある音楽体験ができた。アンコールまで含めて構成も丁寧で完成度が高かった。
▽なぜ森山良子さんが起用されたのか、番組内でのもう少し説明があってもよかった。

などの意見があった。