番組審議会

<第527回審議会概要>
■開催日時 平成16年6月9日(水)
■場所 山陽放送本社第一会議室
■出席委員 高山 雅之(委員長)、片山 浩子(副委員長・紙上参加)、岩佐 武彦、岡 将男、岡 靖彦、 金森 満廣、児玉 美智子、田口 克之、中力 昭、中澤 正良
■社 側 大倉社長、原報道局長、山田編成制作局長ほか
■議事の概要  番組批評は、まずテレビ番組「松雲大師と海の道」(6月5日午後4時放送)が取り上げられた。小泉首相の北朝鮮訪問とも重なり、豊臣秀吉の朝鮮出兵直後の日朝関係修復に尽力をした大師の働きに、隣国との友好関係について改めて考えさせられたという意見が多かった。
 主な意見としては、当時の朝鮮との友好と言えば「朝鮮通信使」が有名だが、その陰でこうした人たちも居たことを初めて知った。友好関係を進める機運が高まっている中で、こうした彼の国の偉人を取り上げたことはすばらしいことだ。コンピューター・グラフィックを使ってわかりやすく作っているが、わかりにくい個所もあった。全国放送は勿論6、両国間の理解を深めるためにも韓国でも放送できないものだろうかなどの意見が出された。
 ラジオ番組では「ラヴ・アンダンテ」(5月23日午前10時放送)が取り上げられた。奥富亮子アナウンサーとゲストの藤原真理さんのトークが楽しく、地味な印象があったチェロのことが良くわかった。ともすれば難しいと思われがちなクラシック音楽の番組が、奥富アナの話術でほのぼのと癒される番組になっており、またいろいろなことを教えてもらえる。このような意見が出された。