SDGsを目指す企業、新しく起業した企業、歴史ある企業など、地域社会とともに成長していく岡山・香川の企業のトップに「夢」と「未来図」を語っていただくインタビュー番組。 インタビュアーは国司憲一郎。
2024年9月14日(土) 放送 [ 再放送:2024年9月16日(月) ]
(株)広栄堂武田 (岡山市)
専務取締役 武田宏一 氏
岡山市中区倉田、幹線道路から少し入った広い敷地に広栄堂武田の本社工場が建つ。
2023年6月に、中区中納言町から本社を移転し、製造から出荷までを担うようになった。
製造するのはもちろん「きびだんご」、ころころと愛らしい姿とまろやかな風味は、お土産物にお茶うけに、地元はもちろん、全国に知られた銘菓である。
創業は安政3年、160有余年の歴史を誇る老舗の初代は、武田半蔵。
池田藩の筆頭家老・伊木三猿忠澄の依頼を受けきびだんご製造に乗り出した。
現在のような甘いお菓子としてのきびだんごとなったのは昭和に入ってからだと、武田専務は語る。
日露戦争で、外地から広島の宇品へ凱旋した兵士たちに、桃太郎の格好をしてきびだんごを配ったのは、中興の祖・武田浅次郎。
全国各地へ帰郷した兵士たちから、きびだんごはその名を知られるようになったという。
そして現代、老舗のリブランディングとしてパッケージを一新し、さぁ勝負と武田専務が旗を振ったその年、コロナ禍が吹き荒れた。
売り上げは対前年比9割減、新しくオープンした岡山駅さんすての店舗も休業状態、「GWも休んだことなんてなかったのに…」。
桃太郎などキャラクターをデザインした、人気イラストレーターNoritakeさんの力を借り、したことのないグッズの販路を開拓し、オンライン商談会も初体験し、「それはもう、長い暗いトンネルを抜けたようでした」と語る6代目だ。
そして成し遂げたV字回復、コロナ以前をはるかに上回る売り上げ達成、その体験とともに、きびだんごの次なる一歩と未来をトップインタビューです。
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