SDGsを目指す企業、新しく起業した企業、歴史ある企業など、地域社会とともに成長していく岡山・香川の企業のトップに「夢」と「未来図」を語っていただくインタビュー番組。 インタビュアーは国司憲一郎。

2025年4月26日(土) 放送 [ 再放送:2025年4月28日(月) ]

光陽産業(株)(笠岡市)

光陽産業(株)(笠岡市)

代表取締役社長 来山 尊氏

圧延・金属熱処理の技術を生かし、道路や建物のグレーチング(溝ふた)、階段や手すりなどに使われる小型鋼材製品を製作している。
鉄は古くから私たちの暮らしに溶け込んできた素材だが、その鉄に、用途によって異なる成分を加えたものが「鋼」。
光陽産業の技術部門は2つあり、鋼を高温にして成形する「圧延技術」と、鋼を加熱・冷却して必要な性質を加える「熱錬技術」だ。
「高温にする」「加熱して冷却する」、この異なる二つの技術を持つ光陽産業は、小型鋼材製品で国内トップクラスの実績を誇る。
創業の地は、福山市鞆の浦。
万葉の時代から汐待の港として栄えた町には船の修理をする鍛冶屋が多く、その歴史は現代まで続く。
その中の1軒が光陽産業の始まりで、祖父・虎雄氏が昭和30年に創業した。
その後広い場所を求め、昭和45年に現在の地に移転。
父・和昭氏の代で技術部門を大きく飛躍させ、現在の本社工場は、1万4千坪の土地に、広々とそして堂々と建っている。
光陽産業でしかできない技術、割りばしの太さの鋼材を20~30mにも延ばして加工する技術もそのひとつだ。
この小型鋼材製品を作るメーカーは、国内わずか3社。
今年70周年を迎える光陽産業が、小さな成功をコツコツと積み重ね、最強の現場力を追求してきた先に見つめるものは何か。
100年を目指すモノづくり企業の心意気をトップインタビューです。

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