
SDGsを目指す企業、新しく起業した企業、歴史ある企業など、地域社会とともに成長していく岡山・香川の企業のトップに「夢」と「未来図」を語っていただくインタビュー番組。 インタビュアーは国司憲一郎。
2025年12月6日(土) 放送 [ 再放送:2025年12月8日(月) ]
(株)WAKU(岡山市)
代表取締役 CEO 姫野亮佑 氏
岡山市芳賀にある岡山インキュベーションセンター、通称ORICに研究室と本社オフィスを構えるWAKU。
2022年に創業したベンチャー企業だ。
「グルタチオン」の技術開発に取り組み、量産体制も整い、2026年春には一般市場向けの販売も予定されている。
で、グルタチオンって何?どんな分野で、誰が使うの?
お答えします、「グルタチオン」はアミノ酸の一種で、主に解毒作用や美白を目的に、医薬や美容サプリなどに使われている。
ところが20年ほど前、人だけでなく植物にも有効なことが解り、農業分野で研究が進んだのだ。
肥料や農薬とは異なり、植物が本来持っている機能を自ら促す。
これがグルタチオンの効果である。
第3の農業資材として、脚光を浴びるが、問題は値段が高いこと。
コストに課題があった。
WAKUはこの課題を解決、国内で先行する大手化学メーカーの半額で販売をスタートさせる。
農林水産省も踏み込むこの「第3の農業資材」、現在、農業分野でのグルタチオン生産は2社が先行し、WAKUが続く。
掲げた旗には「半額」の文字!
国内では、150件の農家で試験導入中、キャベツも葉が大きく張り、何より暑さに強い丈夫な苗が作れるのが、農家にとってこの上ない魅力だそうだ。
また、ネギは収量もアップし、白い部分が長い「秀品」率が上がった。
植物の光合成を活性化し、高温などストレスへの耐性が向上するグルタチオン。
兵庫出身の姫野代表、エネオスでの新プロダクツ体験から27歳で創業、現在31歳で新しい分野の市場をうかがう。
その先に待つ世界への進出は、ウクライナを舞台にすでに進行中だ。
大きく開け放たれようとしている扉の向こうを、トップインタビューです。
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