公益財団法人
山陽放送学術文化・スポーツ振興財団

シンポジウム記録集
『近代岡山 殖産に挑んだ人々1』を図書館に寄贈

公益財団法人山陽放送学術文化・スポーツ振興財団は令和3年7月8日、産業面で功績を残した岡山ゆかりの先人を紹介するシンポジウム記録集『近代岡山 殖産に挑んだ人々1』200冊を岡山県立図書館に寄贈しました。

記録集は、同財団が昨年8月から12月までに3回開いたシンポジウムの講演内容を基に、国産第一号の蒸気自動車を開発した山羽虎夫(岡山市)や、精巧緻密な花莚「錦莞莚」を発明した磯崎みん(倉敷市)ら5人を取り上げています。

当日は、同財団の原憲一理事が岡山県立図書館を訪れ「大きな功績を残している先人たちが徐々に忘れられていきます。この本が、特に若い人たちが岡山の歴史を知るきっかけになってくれればありがたいです」と、中本正行館長に目録を手渡しました。

中本館長は「先人の偉業がまとまった貴重な資料です。これまでの「蘭学シリーズ」、「福祉シリーズ」合わせて5巻とともに有効に活用していきます」と述べました。

記録集は県立図書館のほか、県内の公共・大学図書館81館に送られ、貸し出しも行われています。

原憲一理事、中本正行館長
左:原憲一理事 右:中本正行館長