番組審議会

<第702回審議会概要>

■開催日時
令和3年(2021年)9月8日(水)
■場所
RSK山陽放送 第1会議室(リモート会議システムによる開催)
■議事の概要

8人の委員が出席し、TBSを中心とする番組についてジャンルごとの番組批評が行われた。

<報道・ニュース・ドキュメンタリー番組>

「news23」
西日本中心に大雨被害が出ていた日で、各地の被害状況を伝える音と映像は、目と耳に訴えるものがあった。
「news23」と言えば、以前は筑紫哲也氏、岸井成格氏が独自の視点でニュースを伝えていた感じがしていたので、物足りなさも感じた。
時間帯によってニュースに求める役割が違う。19時台は1日のニュースでよいが、遅い時間は、どのニュースをどのように取り上げるかによって、視聴者が変わる。
政権批判は簡単だが、社会・時代を斬るようなニュース番組であって欲しい。
ネットでどんどんニュースが入って来る時代、切り口の深いニュースが要求されている。どう処理をして、どう見せるかがニュースに求められている。

<情報番組>

「あさチャン!」
2時間の放送内で内容にリピートがない。真摯に丁寧に作っている。

「ひるおび!」
通常であれば、色々幅広くネタを取り上げているが、大きなテーマの時は時間をかけて丁寧に扱っていた。
プロの目から見た政治の動いているプロセスを、生で提供してくれてよかった。

「ラヴィット!」
いいも悪いもよくやったと思った。この番組を放送することには色々理由があるだろうが、止めずに、マイナーチェンジを繰り返し、横並びと一線を画して欲しい。

<ドラマ>

「天国と地獄」
録画して追っかけ視聴していたが、面白さに引き込まれ、後半は同時視聴した。
殺人事件の現場はエグイ映像もあったが、番組後半にヒューマンな要素もあり、楽しませてもらった。

「#家族募集します」
様々な家族の形態が当たり前に放送されている。よいことだと思う。

「東京MER~走る緊急救命室~」
スピード感ある医療ドラマで面白い。現場、医療従事者の苦悩が良く描かれている。ヒューマニズムに溢れていて、筋立てが出来ている。

などの意見があった。