下津井港

今回、石原Dと竹内アナが訪れたのは岡山市北区京橋町にある「下津井港」。
ラーメン放浪記で初めての夜ロケです。

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竹内アナ:
なんで夜なんですか?
石原D:
だって夜しかやってない店だから。竹内くんといえば、なんですか?
竹内アナ:
竹内といえば、釣り?
石原D:
でしょ?お魚でしょ?ぴたっとハマるお店があるんですよ!「下津井港」。
竹内アナ:
え?店の名前が「下津井港」?ラーメンですよね?

看板にはタイ、アコウ、のどぐろといった魚の名前が並び、困惑する竹内アナでしたが、軒先の提灯に「ラーメン」の文字を発見。

竹内アナ:
ある、ラーメン。
石原D:
でしょ?バンくん。きたよ!

出迎えてくれた「バンちゃん」こと店長のゴラム・サロワーさんは、バングラデシュ出身。「腕は確か」と石原Dのお墨付きです。
カウンターテーブルには、メバル、アコウ、エビ、鯛、のどぐろといった魚がいっぱい並びます。そして、厨房の奥にはスープの寸胴鍋が。厨房の中でもかなりの面積です。

竹内アナ:
ということは、ラーメンは看板メニューのひとつなんですね。

1980年に屋台からスタートした「下津井港」は、新鮮な魚介類を豪快にふるまって人気を博し、店舗を構えるまでになりました。
かつてこのお店の存在を一躍世に知らしめた、ある張り紙が残っていました。
『当店はラーメン屋ではありません。でも、ラーメンもあります』
以前、このお店が番組で紹介されたとき、ラーメンだけを食べにくるお客さんが殺到してしまい、苦肉の策として貼り出したものだそう。

先代に仕えた何人ものお弟子さんの中で、最後まで残ったのがバンさん。
日本人の味覚を日本人以上に熟知しているバンさんに、ラーメンを作っていただきます。

スプーンいっぱいにすくったゴマをどんぶりの底に敷き、そこにタレ(醤油)、塩、焦がしにんにくを合わせて、唐辛子も加えます。トリガラベースの出汁を注いでスープの出来上がり。屋台時代に培われた手際の良さで、あっという間に完成です。

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石原D:
スープを飲んだら、分かる!
竹内アナ:
では、スープからいただきます。うわ、めちゃくちゃ旨いです。ひとことでは言い表せない複雑で奥深い旨みです。
バンさん:
その日に仕入れた様々な魚のアラが入っているから、仕入れによって味は毎日ちょっと違うかもしれないね。
竹内アナ:
春先の魚は脂がのっているから、コクがスープに出ていますよね。
バンさん:
野菜もたっぷり入っています。

海鮮居酒屋だからこそ出せる何種類もの旬の魚の旨み。
飲み干さずにはいられない極上スープです!

竹内アナ:
では、続いて麺をいただきます。ちょっと細麺ですね。うん、絶品!レンゲですするスープとは違う味がします。
石原D:
ゴマとか焦がしネギが入ってるの。すごく複雑なんだけど、ひとつにまとまってる。

鶏肉の分厚いチャーシューは、持ち上げただけでほろほろっと崩れてくるような柔らかさがあります。味がしみ込んで、スープに負けないパンチのある味です。

竹内アナが「生まれてから今まで食べたラーメンの中で、3本の指に入る極うまの一杯」と余韻に浸ったあとは、気になっていたメニューを注文。

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バンさんの故郷バングラデシュの居酒屋では定番メニューだという「サモサ」です。
ちょっとピリ辛系のソースにつけていただきます。

竹内アナ:
パリパリして旨い!すごくいい香りがしたあとに、モッチリ。何が入っているんだろう?
石原D:
サッパリ。お酢とチリパウダー。
竹内アナ:
石原さん、食べてすぐ何が入っているのかよく分かりますね!
バンさん:
芋やニンジンなどいろいろな野菜が入っている。このソースが美味しい。
石原D:
バンくん、お客さんにラーメンと魚のどちらを食べてほしい?
バンさん:
魚だけでも大丈夫だし、ラーメンだけでも。どっちでも大丈夫ですよ。
石原D:
一番いいのはね、魚食べてラーメン食べてお酒を飲む!
竹内アナ:
それが一番!

ラーメンも居酒屋メニューも絶品な「下津井港」。
ぜひ皆さんも魚を食べて、ラーメンも食べてみてください。

店舗情報

店舗名
下津井港
営業時間
18:00~25:00
金・土 18:00~27:00
定休日
日曜日
駐車場
なし
住所
岡山県岡山市北区京橋6-20
交通手段
路面電車「西大寺町」電停から徒歩約3分
お問い合わせ
086-224-2106

地図