428日(月)

山中 樹さん

家業の酪農に興味を持ち、北海道の大学へ進学。

今は、“教わる立場”から“教える立場”になった男性を取材しました。

山中さん

中国四国酪農大学校 第一牧場技師 山中 樹(たつき)さん(24)です(#^^#)

ふだんは先生として、学生たちに酪農の専門知識を教えています。

先生として酪農の知識を教える

山中さんの実家は3代続く酪農家です。

飼育頭数約900頭と大規模経営の牧場で、幼いころから牛が当たり前にいる環境の中で育ちました。

掃除をする山中さん

祖父からは『お前は牧場の4代目になるんだ』とよく言われていて、子どものころは、なかなか興味が持てなかったそうですが、高校生になって次第に意識するようになりました。

高校卒業後、北海道の酪農学園大学へ進学し、猛勉強。

大学卒業後は、そのまま北海道の牧場に勤務しましたが、父の勧めもあって岡山へ戻り、中国四国酪農大学校に教員として勤務することを決めました。

牛と山中さんと学生さん

話し方がゆったりとしていて、一見、ほわほわとしているように見える山中さんですが、学生たちによると、『自分が理解するまで根気強く教えてくれる』、熱心な一面もあるんだとか(#^^#)

学生さんと話す山中さん

山中さんにとって学生たちは、昔の自分と重なるようで、『どうしたら分かりやすく教えられるか』を常に考えているんだそうです。

“先生と学生”というよりは、“先輩と後輩”の関係性で、互いに思ったことを言い合える、信頼関係も築いています(^v^)

学生さんと山中さん

山中さんは、

「やりたいことがあってここに来ている子が多いので、それに役に立てるような知識や技術を教えていきたいです。学んでもらいたいのは、“牛をよく見ること”。牛の体調の変化がすぐに分かるようになってもらいたいです」

と話します。

みなさんと

みなさんと

今後は、新入生の指導も始まるのでドキドキしているという山中さん。

これからの出会いも楽しみにしながら、将来に向けて一歩一歩、進んでいます。

山中さん

リポーター
古米沙世