1020日(月)

新見高校 生物生産科

月に一回、農業や酪農を頑張っている生徒や学生を紹介しています。

先月は紹介できなかったので、10月は2回目!

新見高校 生物生産科の1年生を取材しました(#^^#)

新見高校 生物生産科の1年生

2人は、生物調査部 園芸環境班に所属しています。

生物調査部はいわゆる部活動のようなもので、主に放課後に集まって、作物の世話や研究をしています。

現在は、地元企業が手掛けた土壌改良材の効果について調査しているんだそうです(#^^#)

ほろ苦さが特徴のイタリア野菜『トレビス』。

例えばこちらは紫キャベツに似た見た目に育つ、ほろ苦さが特徴のイタリア野菜『トレビス』。

地元企業が手掛けた土壌改良材を入れたものと、通常の肥料を入れたものの2種類を作っています。

地元企業が手掛けた土壌改良材の効果について調査

ここから成長する過程の大きさや品質はどうかなどを、比較検討していくんだそうです。

研究結果は、来年行われる『プロジェクト発表会』で、紹介する予定なんだそう。

先輩たちから今までのデータも受け継いで、今度は1年生の2人が主となって研究していきます(^v^)

今度は1年生の2人が主となって研究していきます

県大会を突破すると、次は中国大会、その次は全国大会に進みます。

もちろん2人が目指すのは、全国大会の舞台です(^O^)

2人が目指すのは、全国大会の舞台

『愛情を持って野菜を育てていきたい』と話す生徒たち。

まだまだ可能性は広がります。

2人の頑張りが実を結ぶ日が訪れますように、心から応援しています(#^^#)

みなさんと

みなさんと

 
リポーター
古米沙世
1017日(金)

「地域の味」を伝える 

2025年9月5日に開かれた、JA岡山の地域内交流会を紹介します!

女性部や青壮年部のメンバーなど107人が参加しましたよ(*^^*)

JA岡山の地域内交流会

JA岡山女性部は、『「あい♡」からはじまる「元気な地域」をみんなの力で』を活動の基本方針に掲げ、SDGsの実現に努めています。


今回の交流会のテーマは、「手作り加工品の魅力を発信!!」です♫

各支部の女性部が、それぞれの地域の加工品を紹介しましたよ。

手作りばら寿し(西大寺)

備中高松おこわ

今っ娘赤飯

地域によって味付けや使用する食材はさまざま。

同じJA岡山の中でも、違う個性があっておもしろいなぁと思いました(*^^*)

みそ汁にはハトムギ入りのみそを使用。

みそは、藤田地区で作られたものなんだそうです!

みそは、藤田地区で作られたもの

参加した人は

「各支部がそれぞれ心を込めて作ってくれた料理をいただけてとてもありがたい」

「こうやっていろんな支部の人と話ができたり交流ができたりすることはすばらしいことだと思う」
と話していましたよ!

ふだん会話することの少ない、他の支部の人たちと交流する貴重な機会。

とても充実した時間となったようです。

他の支部の人たちと交流する貴重な機会

JA岡山女性部 道久真弓部長は、

「まずは今回学んだことを支部に持ち帰って伝えてもらい、元気で明るい地域づくりを目指していきたい」
と意気込んでいましたよ♪

伝統を次の世代へ継承するためには、まず、知ってもらうところから。

さまざまな地区の女性部が交流し、魅力に触れることが、地域を盛り上げることにつながっていきます。

道久部長と

 
リポーター
難波紗也
109日(木)

畜産コントラクター

「畜産コントラクター」って、どんなお仕事か知っていますか?


岡山県コントラクター協議会の石原聖康(さとやす)会長を訪ねました。

石原さんは、酪農家としてウシを育てながら、畜産コントラクターの会社を経営しています。

岡山県コントラクター協議会の石原聖康(さとやす)会長

 畜産コントラクターがどんな仕事なのか石原さんに聞いてみると、

「畜産農家が使うウシの餌の収穫作業を手伝う仕事。高額な農機を個人で買うのはしんどいという人でも、コントラクターが出向いて作業をするので、お金と労力をかけなくても自分の畑のエサを作ることができる」
と教えてくれました。

この日作業をしていたのは、トウモロコシの畑。

この日作業をしていたのは、トウモロコシの畑。

トウモロコシの実と茎葉をまるごと刈り取ってロールを作り、機械でフィルムをかけて、サイレージを作ります。
乳酸発酵するので、実がやわらかくなり、消化しやすくなるとのこと。

ウシも好んで食べるそうですよ♪

ちなみに、イネを収穫することもあるんだとか!

サイレージを作ります

飼料は海外から輸入したものを使う畜産農家もいますが、「国産」を使うことで、価格の変動がなく、経営が安定するそうです。

長期の計画が立てやすいんだとか!

トウモロコシの実と茎葉をまるごと刈り取ってロールを作る

飼料の生産や運搬など、農家にとって重労働になる作業を、コントラクターが請け負ってくれるというのは、ありがたいですよね!

ウシの世話にあてる時間を増やすということにもつながります。

 
石原さんは
「また来年も頼むよ~と言われると、それを励みに頑張れる」
と話してくれました。
畜産コントラクターは、まさに「縁の下の力持ち」のような存在です。

石原さんと

 
リポーター
難波紗也
106日(月)

真庭高校 食農生産科

月に一回、農業や酪農を頑張っている高校生や学生を紹介しています。

今回は、真庭高校 食農生産科 生産加工類型 2年生です(#^^#)♪

生徒のお2人

この日は、イチゴ作りの実習が行われていました。

実習の様子

生産加工類型では、年間10~20種類の野菜の生産に挑戦。

それを加工して商品も作っています。

実習の様子2

イチゴは6品種ほどを栽培。

病気のない苗に育てるためには、株元である“クラウン”を土に埋めないようにすることが大事なんだそう。

株元のクラウン

指でしっかり土を押してかためていきます。

実習の様子3

ピンセットを使って、肥料を与えたらOK。

真庭高校では作物の苗の販売もしていて、楽しみにしてくれているお客さんのために手は抜けません。

植えた苗

本格的に農業の作業が学べる実習は、生徒たちも大好きな時間。

和気あいあいと会話を楽しみながらも、手は丁寧に動かします(^v^)

実習の様子4

生徒は、

「野菜作りだけではなく加工まで、幅広く学べることができるのが魅力です。収穫する時は、『あぁこれだけ育ったんだ、よかったな』と思います」

と話します。

実習の様子5

作ることの大変さや楽しさを学ぶ生徒たち。

インタビューの中では、“食に厳しい祖父がうれしそうに食べてくれた”という、

温かいエピソードも(^O^)ほっこり

食べてくれる人を思い浮かべながら作ると、より気持ちが入りますよね(^v^)

生徒たちと古米リポーター
【生徒たちと】

11月には、販売会が開催されます。

たくさんの人に喜んでもらえるように、ひとつひとつ丁寧に、手をかけて育てます。

実習の様子6

 
リポーター
古米沙世
103日(金)

レモン

まもなくJA岡山管内の「レモン」が旬を迎えますよ~♪

JA岡山管内の「レモン」

瀬戸内市牛窓町鹿野。

レモン栽培10年目の益田敏雄さんの畑を訪れました。

レモン栽培10年目の益田敏雄さんの畑

益田さんは、2022年10月に発足した、JA岡山 せとうちレモン部会に所属しています。

部会には、現在44人が所属しているとのこと。

育てているのは「リスボン」という品種のレモン。

サイズは大きめ。果汁が多いことも魅力なんだそうです(#^^#)

「リスボン」という品種のレモン

 

益田さんは、手作りの道具でサイズを確認しながら収穫していきますよ♪

手作りの道具でサイズを確認しながら収穫していきますよ

実際に持ってみると、けっこう重たい!

 

今年は雨が少なかったので、例年以上にかん水に力を入れたそうです!

そのかいあって、立派なレモンに育っているとのこと♫

今年は10月16日に初出荷となるそうです。

採れたてを試食させてもらうことに!

益田さんに「すっぱいよ~~!」と教えてもらっていましたが、確かに、すっぱい!!!

ただ、私が思っていたよりも酸味はまろやかでした!

口いっぱいに広がった果汁が、すごくみずみずしくて、さわやかな香りに癒やされましたよ♡

採れたてを試食

レモンは寒さに弱い植物。

冬の寒さが、生育に大きく関係するそうです。

温暖な気候の瀬戸内は、栽培に適しているんだとか(*’ω’*)

 

益田さんの畑では、山の斜面でレモンを育てています。

そうすることで、雨が降っても水はけがよく、日当たりもいいそうですよ。

また、風通しをよくするために、木と木の間隔は6メートルほどあけているんだとか!

山の斜面でレモンを育てています。

 スイーツやドリンクに使うのはもちろん、今が旬のサンマにかけて楽しむのもオススメとのこと(*^-^*)

益田さんは
「いろんな料理に使ってもらって、皆さんの喜ぶ顔が見たい」
と話してくれました!

レモン

 

皆さんも、爽やかな香りを堪能してくださいね(*´▽`*)

益田さんと

リポーター
難波紗也
929日(月)

矢尾 知恵さん

縁に恵まれて、夫婦でびほく地域へ。

特産のトマト作りに励む女性を取材しました(^O^)

JA晴れの国岡山 びほくトマト部会 矢尾 知恵さんです。

研修を経て、去年就農したばかり。

特産のブランドトマト『桃太郎シルク』を作っています!(^^)!

そんな矢尾さんを支えているのが、夫の拓人さん。

高校の同級生で、当時は畜産について一緒に学んでいました。

卒業後は各々、好きな道へ進みますが、結婚と子育てを機に、将来について考えるように。

その後、夫の友人の勧めもあって、びほく地域のトマトと出会いました。

矢尾さんは、もともとトマトが苦手だったそうですが、先輩農家のトマトを食べて感動!

『トマトってこんなにおいしいんだ』と改めて実感したそうです。

そこから夫婦二人三脚。

本格的にトマト作りについて学びながら、立派なハウスも建てて、生産者の一人として頑張っています。

矢尾さんは、

「トマトのことになるとケンカになることもあるんですけど、夫婦でお互い苦手な部分を補いながら、頑張っています。毎年変わらず、いい品質のトマトを作れるように、これからも勉強していきたいです」

と話します。

じつは、2人。今年で結婚10周年!!

器用でしっかり者の矢尾さんと、天真爛漫でいつもポジティブな拓人さん。

『ケンカになる!』と言いつつも、お互いを尊敬していて、とっても仲良しです(#^^#)


〈矢尾さん夫婦と〉


農家としての人生はまだまだこれから。

びほく地域の農業の未来を明るく照らす、期待の新人です(#^^#)

リポーター
古米沙世
926日(金)

直売所リレー「旬感広場」

直売所リレー♪

今回は総社市岡谷にある「旬感広場」へ行ってきました!


店内には秋らしい農産物が豊富です(*^-^*)


ブドウは、シャインマスカットが一番人気とのこと!

ずらりと並べられていて、すごくきれい(*´ω`*)

県外からも買いに来るお客さんが多いそうですよ。


大玉の「梨」はみずみずしさが魅力!


「栗」は1週間ほど前から出始めたということです。

総社市で育ったものが販売されていましたよ!


さらに「柿」も!これからさらに入荷が増えてくるそうです(*^^*)


さまざまな食材が並んでいますが、今回注目は「ツルムラサキ」です!!


名前の通り、ツルが紫色!!( *´艸`)

生産者の山本光博さんが出荷していました。

朝収穫した新鮮なものを並べているとのこと!


山本さんの畑は総社市久代にあります。

雨が降っていましたが、快く畑へ案内してくれました。

さっそく山本さんにたすきをつなぎ、その魅力について聞いていきます(*^-^*)


ツルムラサキは、東南アジア原産の植物。暑さに強いそうです!

山本さんの畑では、7月から11月に収穫するとのこと!


長く伸びたツルの、先端20センチほどを切って収穫します。


さらに、このかわいらしい花も食べられるんだそうです。

飲食店では飾りとして使われることも多いとのこと!


「ぬめりがあって食べやすく、クセがない。小さいお子さんから年寄りまで皆さん食べられると思う。豚肉と一緒にあえてもおいしいし、ツルムラサキをゆでて食べるだけでもおいしい。意外と何でも合いますよ」と教えてくれました♪


さらに、ゆでてポン酢で食べたり、納豆と合わせて「ネバネバ丼」にして食べたりすることもあるとのこと(#^^#)

暑い日の食事にぴったりですよね。


年間およそ80品種の野菜を栽培しています。

焼くとトロトロになる「ステーキナス」は、すごく大きい!


さらに「赤いオクラ」も育てています!

鮮やかな赤色…!その見た目に驚きました!(^^)!

ちょっと珍しい野菜を作っているんです。


「おいしかったよ、また持ってきてほしいという声がいちばんうれしい。その声を聞くと、頑張って珍しい野菜を出荷したい」と思えるそうですよ(^^♪


山本さんは週に4日、「旬感広場」にツルムラサキを出荷しているそうです。

皆さんもぜひ、味わってみてくださいね(*’ω’*)

リポーター
難波紗也