116日(火)

蒜山のエノキダケ

雪に覆われた真庭市蒜山です。


雪の蒜山三座

今回は、蒜山で冬の時季に栽培されるエノキダケを紹介します。
エノキダケは米、ひるぜん大根、ジャージー牛乳と並ぶ蒜山四白のひとつです。


エノキダケ

蒜山のエノキダケの栽培は、約40年前、大根農家の農閑期の仕事としてはじまりました。
エノキダケは、9月から翌年の2月まで栽培されます。


中福田第一えのきだけ生産組合

中福田第一えのきだけ生産組合の池田さんに案内してもらいました。


エノキダケ生産者 池田久美子さんと

エノキダケは4つの段階に分けて作られます。
[1]菌かき
まず、植菌後1か月経ったエノキダケの菌床を菌かき機で刺激します。


菌かき機

[2]芽出し
これを室温15度・湿度90%以上に保たれた部屋に10日ほど入れ、発芽させます。


菌かき直後


5日後 白くなってきました


8日後 芽が出てきました

[3]抑制
発芽したエノキダケは、室温6度の抑制室に移されます。
ここで10日間、頭を作るなど3~4センチまで生長させます。


抑制室


3~4センチに生長したエノキダケ

[4]生育
真っ直ぐ育つように青いフィルムを巻き、別の部屋に移して約5日。
収穫できる大きさに育てます。


収穫を待つエノキダケ

部屋から出されたエノキダケは、フィルムをとって、袋詰めされ出荷されます。







蒜山のエノキダケは、シャキシャキとした食感で人気です。



今年は230トンが生産される蒜山のエノキダケ、出荷は2月まで続きます。


中福田第一えのきだけ生産組合のみなさんと
19日(火)

ブナシメジ

冬の鍋のシーズンには欠かせないブナシメジです。


ブナシメジ

ブナシメジを栽培している美作市の福嶋きのこ園を訪ねました。
ブナシメジを本格的に栽培しているのは、岡山県内ではここだけなんですよ。


福嶋きのこ園

福嶋さんに案内してもらいました。


福嶋きのこ園 福嶋広基さんと

きのこ園は、たくさんの部屋に分かれていて、エリンギやナメコ、マイタケなど6種類のキノコが栽培されています。
この中でブナシメジも作られています。
研究所のような雰囲気です。



栽培室に入るとブナシメジがずらり。



この中は、気温14~15℃、湿度95~98%。
ブナシメジが生長しやすい秋の気候と同じに保たれています。
ブナシメジのかさについた水滴が、湿度が適度に保たれている証拠です。



ブナシメジの上につけられた蛍光灯にもおいしさの工夫がありました。



蛍光灯をつけることで、軸が長くなりすぎるのを防ぎ、長さを揃えているんです。

ブナシメジは、収穫するまで3か月と22~23日かかります。
まず最初に菌を植えます。
1週間で菌がまわってきます。


植菌したばかりのポット(左) 1週間経ったポット(右)

1か月経つと菌がまわって、全体が白っぽくなりました。


植菌して1か月経ったポット

2~3か月目は菌を熟成させます。
そして最後の3週間で芽を伸ばして食べられるように生長させるんです。



ブナシメジを採ると、新鮮なものならではの芳香がします。



福嶋さんは「新鮮でなるべく大きなブナシメジをみなさんに届けるよう心掛けています」と話してくれました。

収穫されたブナシメジは、石づきを切って



250グラムごとに袋詰めされ、出荷されます。





福嶋きのこ園のブナシメジは、美作市の彩菜茶屋などで購入できますよ。


1226日(火)

連島のホウレンソウ

正月のお雑煮に欠かせない、ホウレンソウを栽培している倉敷市連島町を訪ねました。
一面青々としたホウレンソウ畑です。



ホウレンソウを栽培している三宅晴夫さんです。


ホウレンソウ生産者 三宅晴夫さん(45)と

連島のホウレンソウは新旬ごぼうの生育初期に間作として栽培します。
連島では昔から、ごぼうとホウレンソウは、セットで栽培されてきました。
同じ時期(10月)に植えたごぼうと比べると、育ち方が全然違うんですよ。


手前がごぼう 奥がホウレンソウ

収穫は、一斉収穫です。



鎌を入れ、一度に全部とります。
省力化になって、ホウレンソウがきれいなまま採れるんですよ。



三宅さんは、ホウレンソウのできについて「11月が寒くサイズは少し小さめだが、早くから霜にあたって甘く、味は抜群!」と太鼓判を押します。



ということで、とりたてを洗って、早速いただきました。



生で食べても、かめばかむほど甘みが感じられておいしかったですよ。

高梁川のミネラル分を多く含んだ水はけの良い砂地と豊かな水が、おいしいホウレンソウを育んでいるんです。



連島のホウレンソウ、出荷は1月末まで続きます。


1219日(火)

落合の大葉春菊

みなさん!この野菜、何かわかりますか?



実は春菊なんです。
普段見かける春菊よりギザギザが少なくて丸みがあって肉厚の大葉春菊です。



鍋やすきやきなどの食材として欠かせない春菊の出荷が行われている真庭市下河内を訪ねました。



ここは霧が中々晴れないことで知られています。



地元の人は「河内のあほう霧」と呼んでいて、キャラクターにもなっているんですよ。


キリタロー

落合地区では25人の生産者が大葉春菊を作っています。
岡本和夫さん、邦恵さん夫妻は、10年前から大葉春菊を作っています。


大葉春菊生産者 岡本和夫さん(67) 邦恵さん(64)と



収穫は邦恵さんの役割です。
わき芽を残すようにしてハサミで切ります。



こうすることで、わき芽が成長して、また収穫できます。
なんと1株から5回も収穫できるんですよ。



今年はこれまでで一番のできです。
早速いただいてみました!



特有の苦味が少なく、生でもおいしいんです!
サラダにして食べてもおいしくて、毎日食べていると、風邪知らずだと教わりました。

収穫した大葉春菊の袋詰めを和夫さんが見せてくれました。
120gごとに袋に詰めて、出荷します。



夫婦2人で長くずっとやりつづけたいと話す岡本さん。
落合の大葉春菊は、来年3月まで出荷が続きます。