530日(火)

藤田タマネギ

タマネギの収穫が行われている岡山市南区東畦の築田博史さんのほ場を訪ねました。



藤田地区では1960年からタマネギの栽培が始まり、1983年から部会が発足しました。
31人の生産者が9haの田んぼで栽培するこのあたりのタマネギは藤田タマネギと呼ばれています。
今の時期は貯蔵用の中手と晩生のタマネギが収穫されています。
タマネギは、葉が倒れてから1週間そのままにして生長を促します。




生長してきたタマネギ

生長した頃を見計らって、専用の収穫機を使って掘り出します。


収穫する築田さん



そのまま1週間天日で乾燥させます。



さらに除湿室で約1か月、水分を飛ばし、出荷に備えます。


除湿室


乾燥中のタマネギ

「藤田タマネギは、全部田んぼで作られることから品質が安定している。ミネラル分が豊富でみずみずしくて熱すると甘くなる」と築田部会長と川本副部会長に教えてもらいましたよ。


藤田タマネギ部会 川本稔副部会長(左) 築田博史部会長(中央)と

藤田タマネギ、今は生食用の新タマネギの出荷が最盛期です。
貯蔵用の中手・晩生の出荷は7月から始まります。
藤田タマネギは、JA岡山の直売所「はなやか中央店」で購入できますよ。


523日(火)

大佐のアスパラガス

大空にパラグライダーが飛ぶ風景が見られる新見市大佐地区です。


パラグライダー


新見市大佐地区

大佐地区では、3軒の農家が15アールの畑でアスパラガスを栽培しています。
アスパラ生産25年の津田幸男さん(79)のハウスを訪ねました。


アスパラガス生産者 津田幸男さんと


津田さんのハウス

アスパラガスは春芽の収穫が終盤を迎えていて、畑にはにょきにょきにょきと、いっぱいアスパラが生えていました。



収穫当初は、寒さが厳しかったため、アスパラの出が良くなく心配されましたが、その後たくさん芽を出し、平年並みのできになりました。


収穫する津田さん

今月一杯で春芽の収穫が終わることから、株を残して夏芽を育てるため、一部の茎を育てる立茎という作業も行われています。
このように伸びていきます。







人の背丈ほどにまで伸びます。
6月末頃まで立茎の作業が行われ、その後、夏芽の収穫が始まります。
春芽の特徴は甘みですが、夏芽の特徴はやわらかさなんですよ。
焼いて食べるとおいしいんだそうです。


大佐のアスパラガス

ちなみにアスパラは茎についている三角の部分、ここを“はかま”と言うんですが、この場所に栄養が詰まっていると津田さんに教えてもらいましたよ。


栄養が詰まったアスパラの“はかま”
516日(火)

サンチュ

サンチュを栽培している津山市久米川南の原田農園のハウスを訪ねました。


原田農園のハウス

サンチュはレタスの1種で、焼肉に巻くなどして食べますよね。
ハウスの中に入ると、新鮮なサンチュの香りがします。


サンチュ

原田農園のハウスは、高さ7メートル。
岡山でも珍しい研究施設のような大きなハウスです。
高さがあると温度変化が少ないメリットがあります。
温度管理もセンサーで自動で窓を開閉するなどして行われます。


高さ7メートルのハウス内部

茎になるサンチュの葉は、



下から順番に1枚ずつ取り、10枚1セットになるよう収穫していきます。
1日に3000枚も収穫されるんです!


収穫の様子



水耕栽培で育てられるサンチュ。
蓋を上げると根がびっしり張っています。
水耕栽培では、作物は根を張りたいように張れ、ストレスも少なく、素直に育つので、味も苦味が少なくおいしくなるんです。
また生で食べるサンチュは、農薬もなるべく使わずに栽培されています。


サンチュの根

サンチュの他にもチンゲンサイやレタス、ネギ、ブロッコリーなど約10種類の野菜を手がける原田さん。
「1年中、均一でちゃんとした野菜を作り続けたい」と話してくれました。


原田農園のみなさんと
59日(火)

芍薬(しゃくやく)

芍薬の収穫が始まった高梁市松原町の森迫弘之さんの畑を訪ねました。


芍薬生産者の森迫弘之さんと

森迫さんは、自宅そばの10アールの畑で濃いピンク色の花が美しい「華燭の典」と呼ばれる品種を栽培しています。


「華燭の典」


森迫さんの芍薬畑

JAびほく管内は中四国最大の芍薬の産地です。
約60軒の農家が芍薬を作っています。
生産量の8割を占めるのが、「華燭の典」です。
大輪の花を咲かせる芍薬ですが、消費者の手元できれいに咲くよう、つぼみの状態で収穫されます。
収穫期間はわずか1週間です。



森迫さんは、栽培歴25年。
昨年度の共進会では、最優秀賞に選ばれました。
岡山県の普及指導センターの谷本靖子さんも「毎年、丈も長くて太さもあってつぼみも大きい良いものを作られていて、私も勉強させてもらっています」と感心しきりでした。


岡山県の普及指導センター 谷本靖子さん

森迫さんは、不要なつぼみを早めに摘み取って次の年に備えて養分を蓄えさせるほか、



草が生えないように気を使っているといいますが、何と言っても良い花を咲かせるためには、収穫が終わった後の管理が大事だそうです。
芍薬は花を増やしながら10年間収穫できます。
収穫の後、「礼肥え」と言ってお礼の肥えを与え、来年良い花をつけてもらうよう準備をします。



森迫さんは今年、「ホワイト サラベルナール」という白い花を咲かせる苗を植えました。
白い芍薬はあまり作られていなくて貴重なんだそうです。


ホワイト サラベルナール

森迫さんは芍薬を「自分の子どものように愛情を持って育てている。花は1週間は十分持つので、みなさんに楽しんでもらいたい」と話してくれました。