331日(月)

青木 日向さん

縁もゆかりもなかった岡山へ移住し、地域の力になろうと頑張る男性を取材しました(#^^#)

青木さん

農事組合法人 西山維進会 青木 日向さん(29)は、就農8年目。

埼玉県出身で、縁あって岡山県へ移住しました。

元プロボクサーという経歴を持つ青木さん。

地域にとって、パワーあふれる期待の若手です。

青木さんと牧場の牛たち

青木さんが所属する西山維進会は、トマトやブドウなどを作る生産者12人が所属しています。

青木さんは組織唯一の和牛繫殖農家です。

青木さんと牧場の牛たち2

維進会では、耕作放棄地を再生する活動に力を入れています。

この放牧地も、もともとは米を育てる棚田。

放牧地

今では牛たちがゆったりとくつろいでいますが、以前は草木が生い茂り、山の一部になりかけていたんだそうです。

それをメンバーで協力して切り開きました。

現在、維進会が管理している農場は、約10か所、合わせて18ヘクタール。

放牧地や牧草地にするなど、土地を有効に活用しています。

放牧地2

すっかり地域になじむ青木さんですが、ここまで頑張ってこられたのは、先輩たちの存在が大きいようです。

青木さんと野村代表理事

青木さんの働きぶりについて、農事組合法人 西山維進会 野村 幸市 代表理事は、「街から来てなれない仕事だと思うんですけど、よくやってくれていると思います。『西山維進会』があってよかったなと言われるような組織を目指して、一緒に頑張っていきたいです」と話します。

吉家 仁さん・青木さん・野村代表理事
左から 吉家 仁さん・青木さん・野村代表理事

青木さんは、「自給飼料を作るなど、地域の人に協力してもらいながら、少しずつ耕作放棄地を減らしていきたいです。今度は次の人が入りやすくするために環境を整えることも、そろそろ自分の仕事なのかなと思っています」と話します。

放牧地を見わたす皆さん

西山維進会という名前には、『西山地域を“維”持し 未来へ“進”んでいく』という想いが込められています。

青木さんもその想いを受け継ぎ、手を取り合って、地域の将来のために進んでいます。

みなさんと古米リポーター
みなさんと

リポーター
古米沙世