10月7日(水) よる9:00~9:55

豊かな島を返せ~安岐さん 闘いの記憶~

今年4月、安岐正三さんが亡くなった。

国内最悪とも言われた産業廃棄物の不法投棄に住民が戦った、香川県の豊島。
運動の中心となり、困難と対峙し、事件の教訓を語り継いできたのが安岐さんだ。
約40年にわたるRSKの取材で語ってきたのは、決してぶれることのない、「豊かな島を返せ」の願いだった。

事件は2000年に公害調停が成立。
香川県は誤った対応をした責任を認め謝罪し、原状回復を約束した。
しかし91万トンを超える廃棄物が島から撤去されるのには19年の歳月を要し、地下水の浄化は道半ばだ。
一方で、ボランティアらによる植生の回復など、環境問題を学ぶ島としての取り組みも進められている。

安岐さんと共に闘った仲間たちも、ひとりひとり欠けていく。
事件の風化をどう防ぐか、「闘いの記憶」を次の世代にどう渡すか。
番組では、節目節目で語られた安岐さんの言葉を振り返りながら、安岐さんの思いを受け継ごうと奮闘する若者たちの姿を追った。

(写真=亡くなった、「廃棄物対策豊島住民会議」安岐正三事務局長)