2月24日(水)よる8:00~8:57

木の時代が始まる

国立競技場など木の建物で知られる建築家の隈研吾さん。この夏、木の新素材を使ったイベント用パビリオンが、東京から真庭市の蒜山に移築されます。パビリオンは、世界中の人が訪れるオリンピック会場周辺で、真庭の木材をPRするために設計され、大会後に地元に返る計画でした。しかし、オリンピックは延期され、パビリオンは志半ばで東京を去ることに……。

しかし、計画をきっかけに岡山の企業や大学、行政が、隈さんと木材の活用を目指した一大プロジェクトを計画していきます。折しも、海外では木造の高層ビルなど技術革新が本格化し、21世紀の素材は「木」との声も高まっていました。

世界に遅れをとった木の革新。岡山を木の聖地にしたいと語る隈さんと岡山の人々の挑戦が始まります。