3月6日(水)午後8:00~8:55

復興の現場から 記者が伝えたかったこと

甚大な被害が出た西日本豪雨から8か月が経った。高く積まれたがれきは、ほぼ無くなり、少しずつではあるが、住宅の解体や再建が進んでいっている。
プレハブ小屋でのパン店の再開に涙して喜ぶ地元住民。泥をかぶったブドウの木と向き合い作業を進める農家の男性。被災前の日常を取り戻そうという姿が、そこにはあった。
一方で、いまだに多くの人たちが、仮設住宅やみなし仮設住宅での暮らしを余儀なくされている。独居の老人などは、新たな環境になじめず、孤独死の懸念も・・・。
その中で、被災者同士が助け合い、埋もれつつある声を拾い上げていこうという取り組みも生まれた。
また、犠牲者や行方不明者の家族は深い悲しみに包まれたままだ。「せめて、体の一部でも・・・」 新見市の女性は、今も見つかっていない夫を探し続けている。
被災地では、立ち上がる人たちの姿と様々な葛藤があった。そして、見えてきた課題や問題もある。
ニュースでカメラが追い続けた復興の現場。記者が伝えたかったこととは・・・。

「宝の島のイノシシ騒動 生息域拡大の背景を追う」
(2/27放送分)--->