淵本 文枝

今日のラジまるは、岡山市中区浜の夢二郷土美術館へ。




3月10日まで『松田基コレクションXIII 夢二名品展』が開催されています。

毎年冬に開催する松田基コレクションでは、夢二作品以外のコレクションも特別公開しています。今回の特別展示では、今年生誕140年を迎える竹久夢二と同じ時代に活躍した画家たちによる女性像も数々展示されています。

まず今回の夢二の作品。
夢二作品の中でも最大級の大きさの屏風『一力』『こたつ』

コレクションを始めるきっかけとなった『加茂川』『女』

その他、油彩画、水彩画、日本画、木版画など多数。
夢二以外として、生誕150年を迎える満谷国四郎や、没後55年を迎えた藤田嗣治など、国内外で活躍した画家たちが描いた女性像も。


期間中は、合計116点の作品が展示され、途中入れ替えもあるそうです。

この冬にしか出会えないかもしれない名品の数々、ぜひご覧ください。

午後は岡山市北区中山下のアンクル岩根のギャラリーへ。


明日3日(土曜日)から11日(日曜日)まで中山忍 大村淑華 絵描きマミコ 3人展が開催されます。今日は準備が整いつつある会場にお邪魔しました。
中山さんは童画家、大村さんはガラス工芸作家、絵描き真美子さんはイラストレーター。個性あふれる女性3人の作品がギャラリーにそれぞれの輝きを放ちます。
ほっこりした小さなかわいいお雛様。人形の形が丸くて、中山さんの優しさが溢れています。



ガラスのコロンとしたフォルムが手作りならではの大村さんのガラス雛。ガラスの中に花を封じ込めるように何工程も繰り返して。光の当たり方によって表情が変わります。



日常にある風景を丁寧に切り取り、そこに小さな妖精が住んでいる、物語のあるイラストを描くマミコさん。本当にどれも自分の部屋に飾ってあったら癒されそうですね。



女性3人の春らしい作品に触れて優しい気持ちになってみてはいかがでしょうか。