淵本 文枝

 今日のラジまるは、岡山市北区花尻ききょう町の聖さくら学院フラワー・オブ・ライフ・プレスクールへ。明日12月2日土曜日に岡山県天神山文化プラザで開催される、シネマフェスティバル2023のプレイベントにお邪魔しました。


こどもえいがクラブが主催するシネマフェスティバルの今回のテーマは、『国を超えた子供たちの芸術の祭典』です。プレイベントとして、日本の子供たちとカンボジアのアーティストが共同で作品を完成させました。2歳から5歳のおよそ30人の保育園の子供たちが描いた大きな絵と、カンボジアのアーティストがさらに絵を加えていき、書道家田邊沙織さんの書が加えられて完成しました。

子供たちの自由でのびのびとしたカラフルな絵と、カンボジアのアーティスト・モニさんの中心からエネルギーが広がるような伸びやかなボタニカル画、日本の書道の墨の結という文字、3つの要素が交わり、不思議な調和が生まれ、楽しく魅力的な作品になりました。
今日は10時からおよそ2時間かけて作業を行いましたが、この作品は明日のフェスティバル会場にも展示されます。当日は、子供たち自らがストーリーを考え、撮影から編集まで行って制作した作品の上映や、トークショー等もあるそうです。
1部は午後1時から2部は午後4時から。入場料は1000円です。

午後は岡山県立美術館へ。12月10日まで第13回I氏賞受賞作家展が開催されています。


岡山県新進美術家育成『I氏賞』は、岡山県に縁のある新進作家の創作活動を支援し、時代を担う美術家を育成することを目指しています。
今までに大賞15名、奨励賞30名の作家が受賞しています。今回は第13回と第14回のI氏賞大賞作家の作品を展示。

第13回・2019年度受賞の平子雄一氏は、植物などの自然と人間の文明の共存をテーマにした絵画と立体作品をダイナミックに制作しています。




カラフルでツリー人間みたいなメインキャラクターを中心に、自然と人間を絡めた様々なメッセージが込められているような作品です。


不安や矛盾を抱えた現代社会で日々の思いを綴った言葉を、絵画に優しく繊細な世界観を込めた工藤あゆみ氏。
ペン、色鉛筆、水彩絵具などで描かれた可愛い絵は、工藤さんの毎日感じたことを綴った文章と合わせた作品です。
今回の展覧会のために描いた新作も展示されています。


現在平子氏は東京を拠点に、また工藤氏はイタリアを拠点にして活動されているそうです。
岡山から世界に飛躍している芸術家達。これからも応援していきたいですね!
若き芸術家のエネルギーと感性に触れて、良い刺激を受けてみてはいかがでしょうか?