淵本 文枝

今日のラジまるは、岡山市南区万倍にある木彫&漆工房『耀』にお邪魔しました。

木彫&漆工房「耀」
工房の前にとまるラジオカー

坪田容一さんが、本物の漆器を手軽に、安価に、多くの人に使ってもらいたいと工房を28年前に開設しました。

坪田さん
坪田さんははじめは、趣味からスタートされたそうですが、漆塗りの奥深さや、漆黒の美しさに惹かれ、どんどんのめり込んでいったそうです。
漆器
漆製品は高価で取り扱いが難しく普段遣いにはもったいない、と思われがちですが、もっと身近な道具として使ってほしいと作品の価格はお求め安く設定。
ありがたいです。

それにしても艶やかな上品な器たち。
黒と赤のコントラストも美しいです。

黒と赤のコントラストが美しい漆器
そして軽くて手になじみ、料理も格上げしてくれます。
大切に使いたいですね。

漆作品を作るには、温度と湿度管理が大切なのです。
25〜26度、湿度80%に管理されたムロで乾かします。
何度も漆を塗って、乾かしての作業が続き、彫りを入れたり、色漆を埋め込みたくさんの工程があるのです。

漆作品

県展で、県知事賞も受賞されている坪田さんの作品は、工房にて展示販売されています。

岡山県知事賞受賞作品
お椀や、酒器、お盆や、スープ皿まで。
様々な漆器
本物を普段使いしてみては?一生物です。
アフターケアも坪田さんにお任せです。
坪田さんと

日本の伝統工芸の技術を伝えようと漆教室も開いています。
毎週木曜日、午後と、夜。

工房内の様子
興味のある方は是非、まずは坪田さんの作品を見に行ってみては?
秋には個展も開催予定だとか。楽しみです。
木彫りの手鏡