渡壁 恵子

今日は岡山市北区南方にある吉備路文学館へ。

雨の中でしたがうこん桜が満開を迎え、黄緑色の優しい花が来る人の目を楽しませてくれていました。

こちらでは企画展「西日本豪雨災害を伝える絵本『ブラザーズドッグ』原画展」が開催中です。
館長の明石さんにお話を伺いました。

館長の明石さんと

西日本豪雨災害で大きな被害を受けた倉敷市真備町で暮らしていたロングコートチワワの兄弟犬を描いた絵本の原画展。
会場には26点の原画と関連書籍や写真、画材など計80点ほどが展示されていました。

企画展の様子

イラストを手がけたのは実際に真備町で被災された氏峯麻里さん。思い出すのも辛かったそうですが、災害を風化させてはいけないと使命感を持って描き上げられました。
とても優しいタッチで、当時の様子を素敵に表現しています。

絵本の原画の展示

そしてストーリーをかけたのはおはなしのWAの6名のメンバー。1年間をかけて皆さんで協力して完成したそうです。

その中、16日、17日には皆さんを招いての朗読&おはなし会が開催されるそうです。ぜひ合わせてお楽しみくださいね。

この展示は5月29日まで☆

当時の写真や画材の展示

午後からは岡山市中区浜にある夢二郷土美術館へ!

ただいま企画展「竹久夢二×水戸岡鋭治 PartⅢ—2022(にゃん・にゃん・にゃん)はねこいっぱい—」が開催中です。

企画展のキービジュアル

このたびお庭番頭に昇格した黒猫の黒の助。黒の助ハウスの横には歴史学者の磯田道史さんが自作した古文書風の辞令書も展示されていましたよ!

磯田道史さんが自作した古文書風の辞令書

そして展示会場には夢二と同じく岡山出身でデザイナーとして活躍中の水戸岡鋭治氏が手がけた夢二生誕130年の記念のロゴマークや、岡山市内を走る路面電車などに関連する展示をはじめ、彼が選んだ夢二作品ベスト10など約150点が並んでいました。

壁に掛けられた黒猫をモチーフにした作品群

竹久夢二と水戸岡鋭治のコラボレーションデザインに用いられた夢の名品をぜひごゆっくりとお楽しみくださいね!!

この展示は7月3日まで☆

黒の助