渡壁 恵子

今日は瀬戸内市牛窓町牛窓にある瀬戸内市立美術館へ☆

学芸員の土岐さんにお話を伺いました。

学芸員の土岐さんと

ただいま「佐竹徳展 —ごいしスケッチ 最初の描線—」が開催中です。
今回はスケッチ、油絵、はがき等、初公開作品26点を含む計66点が展示されています^_^

「佐竹徳展 —ごいしスケッチ 最初の描線—」のフライヤー

画家、佐竹徳は大阪生まれ。若干20歳にして文展で初入選した後、様々な場所を訪れては作品を残していきました。
牛窓に魅了され、彼が62歳の時から晩年100歳を迎えるまで現在の牛窓オリーブ園にアトリエ(赤屋根)を構えます。
瀬戸内の美しい風景を描き続け、瀬戸内市名誉市民にも選ばれています。
その人柄は暖かく、来客に気さくに対応する姿は皆さんの記憶にも残っているそうですよ!

筆をもつ佐竹氏の写真

そんな穏やかで優しい気持ちがそのまま絵画にに映し出された彼の作品は見ているだけで素敵な気持ちにさせてくれます。
今回のメイン、白黒の鶏を碁石に見立てた作品は何十枚もスケッチを重ね仕上げた作品にも関わらず、1部を切り取った後焼却してしまった作品です。
納得のない作品は残すべきではないと彼の作家としての強い意思も垣間見れる展示となっています。

ぜひ力強い描線とともにお楽しみいただければと思いました☆
この展示は4月3日まで。9時〜17時開館。月曜日がお休みとなっていますのでご注意くださいね!

午後からは備前市伊部にある備前市立備前焼ミュージアムへ☆

ただいま「備前茶盌 昭和から令和のうつわ」が開催中です。
学芸員の中尾さんにお話を伺いました。

学芸員の中尾さんと

3世代に渡って備前の魅力を伝えられてきた作家さんの作品計42点のお抹茶わんが展示されています。

「備前茶盌 昭和から令和のうつわ」展示の様子①

人の手から生み出され、人の手に収まるように計算され作られているため、見た目はもちろんのこと実際に持つとしっくりと手に馴染む扱いやすいのが特徴だそう。
備前の土の良さ、炎の通り具合、緋色やごまの表現など、どれをとっても美しく見ごたえのある作品ばかり!!

「備前茶盌 昭和から令和のうつわ」展示の様子②

期間中週末には茶会も開催されされます。
詳しくは「備前焼ミュージアム」で検索してみてください☆
なおこの展示は3月23日まで。なお月曜日は休館となっております。(3月21日月曜祝日は開館、翌22日が休館)ご注意ください(^^)