淵本 文枝

今日は瀬戸内市長船町の長船刀剣博物館を訪れました。

9月3日まで、ポーランドでの備前刀展と、岡山刀剣史~三大河川からみる刀工の系譜~の特別展が開催されています。

瀬戸内市長船町の長船刀剣博物館

去年11月から3月まで100日間、ポーランドの古都クラクフにあるManggha日本美術技術博物館に長船刀剣博物館所蔵の日本刀を展示、館長による講演や刀工による実演などが行われましたが、日本の伝統技術に大勢の人が関心を持ってくれたそうです。

館長による講演や刀工による実演の様子のパネル
Manggha日本美術技術博物館のパネル

ビデオやパネルでその時の模様がわかるのですが、とても熱心に観覧されていました。

1000年以上も昔のままの工程を守りながら、現在もなお刀を作っているということが、「伝統」であり、120年間ポーランドは国がなくなっていた歴史的背景も、脈々と伝わる日本の文化・歴史に関心を持ってもらえる所以なのかもしれません。

9月10日~10月4日はいよいよ国宝太刀無銘一文字(山鳥毛)の特別陳列が始まります。
瀬戸内市の宝となった山鳥毛の購入後初の公開となります。
必ず予約が必要です。
8月18日10時ネットにて予約スタートとなります。

詳しくはホームページにてご確認ください。

瀬戸内市長船町の長船刀剣博物館


午後は東区金田の日乃出醤油・小泉醸造元にお邪魔しました。

日乃出醤油・小泉醸造元

日乃出醤油は1878年創業、今年で142年。

古い醤油蔵3棟のうち2棟を改修してこの度地元の人たちに使ってもらえるイベントスペースにしました。
太く長い梁はもろみ麹の菌がしみ込み、どくとくの風合いになっています。

古い醤油蔵を改修したイベントスペース

142年の年月が経った醤油の木樽がいくつも並べられていました。

明日は18時からオカリナのミニコンサートがあり、同時に飲食のコーナーも開設。
21時まで。

「末永く地元の人に親しまれる場所になって欲しい」と小泉 眞社長は語って下さいました。