6月19日(水)午後8:00~8:55

墓は消えるのか~家族が決断した理由~

先祖代々守ってきた墓を維持できなくなって処分する、いわゆる「墓じまい」が増えています。
これまで引き継ぐことが当たり前だった墓に何が起きているのでしょうか。
親戚の墓を10年間守り続けてきた男性。一人暮らしの高齢者。亡き夫の遺言に従って墓じまいを決意した妻。それぞれが葛藤しながら、祖先の墓に別れを告げます。一方で墓を大切な場所として守りたいと苦悩する家族の姿もありました。
墓を取り巻く環境も大きく変化しています。旧来の墓地では墓じまいで返還された区画や無縁墓が増え問題になっています。そんな中、納骨堂や合葬墓、散骨など新たな弔いの形が存在感を増しつつあります。
墓じまいの現場を追うと、変わりつつある家族の形や社会の変化が見えてきます。
あなたは墓を誰に引き継ぎますか?

写真=墓じまいの様子