2月7日(水)午後7:58~8:53

がんと闘う子どもたち ~小さなレモネード屋さん~

取材は、1通の手紙から始まった。
「小児がんについてもっと知ってほしい—」
送り主の男の子は、3歳で脳腫瘍を患っていた。

日本では、毎年2,000人ほどの子どもたちが新たに「小児がん」と診断されている。
数が少なく症例が多岐にわたるため、発見には時間がかかることが多く、子どもが病死する1番の原因だ。
今は医療の進歩で治癒率が向上したが、治療の後遺症と向き合わなければならないことが新たな問題になっている。

男の子は、両親の故郷、岡山県で夏休みに小さなレモネード屋さんを開いた。
レモネードには、男の子の特別な思いがこめられていた…。

番組では、男の子をはじめとする小児がんと闘う子どもたちを取材。
両親や家族の思い、そして小児がん医療の課題を追った。


写真=3歳で脳腫瘍を経験した榮島四郎くん(10)