「日出ずる国」に巻き起こる太陽光発電フィーバー。新エネルギー時代の「夜明け」だ。
今年、岡山市内にスペインの企業が日本法人を開設した。企業の名は「セネル」。エンジニアリング会社として造船、航空宇宙、そして電力など多岐の分野で事業展開している。スペインは固定価格買取制度の導入で再生可能エネルギーへの転換を進めてきた「新エネルギー先進国」。同国のシンボルともいえる太陽熱発電プラント「ジェマソーラー」はセネルの技術から生まれた。
取材班はスペインに飛び、日本の数年先を行く新エネルギー社会の実態をリポート。
翻って、セネル日本法人にも密着し、国内企業と連携して世界各地での新エネルギー発電プラントの開発を見据える同社の戦略を紹介する。
また、あり方が問われ続ける原子力発電についても考える。


写真＝太陽熱発電プラント「ジェマソーラー」（スペイン）