SDGsを目指す企業、新しく起業した企業、歴史ある企業など、地域社会とともに成長していく岡山・香川の企業のトップに「夢」と「未来図」を語っていただくインタビュー番組。 インタビュアーは国司憲一郎。

2025年5月24日(土) 放送 [ 再放送:2025年5月26日(月) ]

はやしばら(有) (高松市)

はやしばら(有) (高松市)

代表取締役 林原克嘉 氏

香川県高松市牟礼町で、国内最高級の庵治石など、主に国内産の石材を扱う石材商社、それが「はやしばら」だ。
庵治町、牟礼町では石材加工販売業者が大半を占めるが、はやしばらは、商社。
国内外の石材を仕入れ、石材加工店、仏壇店、霊園などへ販売、消費者へはそこから流通する仕組みだ。
「石材の商社、デパート、いやアパートかな(笑)」と話す林原代表は、顧客や仲間から「布袋さん」と呼ばれる。
絵やイラストに描かれる布袋さんにそっくりで、まるで福の神のようにも見えるのだ。
さて、そんな林原代表は鳥取県の出身、縁あって地元の石材店へ入社し、転勤で高松市にやってきた。
運命の出会いは石材店のお嬢さん、結婚後はしっかり牟礼町に根を下ろしたのである。
石材業界は、厳しい時代に突入している。
40年ほど前は400軒ほどあった石材加工店が、今は半分になった。
一番の原因は、新しく墓を建てる人が少くなったことだと林原代表は話す。
そんな中、お墓のリノベーションや引っ越しなどを石材店と一緒に課題解決しようと、立ち上げたのが「RENOプロジェクト」。
林原代表は、考えた。
お墓は撤去されると、産業廃棄物として扱われる。
撤去ではなく、墓石の新たな再利用、手元でいつでも供養できるようなお墓の未来の選択肢を広げるようにしたい。
「石の上にも31年、会社作って頑張ってきたが、この業界に恩返ししたい、石材業界のV字回復を目指します!」
先祖や家族への思いをつなぐ大切な場所、林原代表の石のように固い信念をトップインタビューです。

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