SDGsを目指す企業、新しく起業した企業、歴史ある企業など、地域社会とともに成長していく岡山・香川の企業のトップに「夢」と「未来図」を語っていただくインタビュー番組。 インタビュアーは国司憲一郎。
2025年6月21日(土) 放送 [ 再放送:2025年6月23日(月) ]
(株)大西商店印刷部(備前市)
代表取締役 大西真司 氏
備前市西片上、旧山陽道の道沿いに事務所と工場を構える大西商店印刷部。
社名にしては少々変わっているが、もとは印刷部と雑貨部の2部門があったそうだ。
いずれにしても、1920年創業の老舗企業である。
大西代表で4代目を数え、営業、編集、版下製作・デザイン、製本まですべて自社でできるよう広さも長い年月をかけて整えてきた。
工場には、最新のオフセット4色カラー印刷機など8台の印刷機が並び、チラシやきびだんごメーカーのラベル、金毘羅山のお守り、京都の観光土産用はがきなどこんなものもと、驚くような印刷物であふれている。
そんななか、ひときわ目を引くのがドイツ・ハイデルベルグ社の印刷機。
1940年代の活版印刷機でもちろん現役、黒光りする重厚な姿は、長老のような存在感にあふれている。
味わいのある印刷はファンも多く、大西代表は、2024年活版印刷の魅力を引き出そうと、新ブランドを立ち上げた。
活版印刷の体験ができ、ギャラリーも併設、紙のアート作品も販売、カフェも常設した「備前凸版工作所」である。
ブランド名であると同時にショップでもある「備前凸版工作所」は、デザイナー集団「COCHAE」とのコラボから生まれた。
全国から紙のファン、活版印刷のファンが訪れる。
次の世代へ、紙と印刷の楽しさ素晴らしさを伝えたい、「街の印刷屋さんですが、夢があります」と、大西代表は笑顔で語る。
※写真は備前凸版工作所にて
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