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文書交通費月100万円以外にも公用車で運転手付き?さらに90万円も支給、国民が知らない国会議員の報酬は必要なのか?【報道1930】

たった1日、当選したばかりの議員に100万円。日本維新の会の初当選議員が発した“違和感”から大きな動きを作った、「維新」がにわかに脚光を浴びている。第2次岸田内閣の支持率がわずかながら上向く与党、そして野党第一党の立憲民主党はどう存在感を見せることができるのか?与野党の「次」を担う2人に本音を聞いた。
一人は、自民党の牧原秀樹衆議院議員(埼玉5区。選挙区で立憲民主党・枝野代表を追い詰め比例復活。党厚労部会長)。そしてもう一人が、立憲民主党代表選に立候補したばかりの泉健太衆議院議員(党政調会長)。 ■「改革、改革というとまた新自由主義かと思われる」 10月8日に行われた岸田首相の所信表明演説。当時、『改革』という言葉がなくなったのではないかと話題になった。なぜ『改革』の言葉を使わなかったのか。その問いに牧原氏が答えた。 自民党・牧原秀樹衆議院議員「自民党内に向けた改革については、茂木さんをトップにしてやるんだと言っている。だが、国民に対して『改革』と言い過ぎると(小泉政権が標榜した)新自由主義的のイメージを想像する。岸田首相自身は対極にある『新しい資本主義』を作りたいという思いがあり、(改革という言葉を)使わなかったのだと思う」 毎日新聞専門編集委員の与良正男氏は「岸田総理は自分は保守本流だという自負があるように思えた」と語る。 ■「自分達だけが身綺麗みたいな態度には違和感が・・・」 総理が口にしなくなった『改革』について、野党第一党の立憲民主党ではなく日本維新の会が中心になっている感がある。そのひとつとして、「当選して1日の新人議員に文書通信費100万円が全額支払われたのはおかしい」と訴えたのが日本維新の会だった。このことに関して、立憲民主党の泉氏は言う。 立憲民主党・泉健太衆議院議員「私はTwitterで、『先の国会で議席を有していた全ての政党が、この課題を解決できなかったことを申し訳ない』と言った。そこには当然、維新も入っている。これ見よがしに維新の、自分達だけが身綺麗、正しいみたいな態度には違和感がある。維新が言っている(中略)寄付するということも問題。何処に寄付されるのか、それは国民から頂いたお金の正しい使い方といえるのか」 最終的には、支出された金を国に返還する流れを作ることが仕事だと話した。そして話は別の“国会の無駄”へと進んだ。 ■あまり開催していない委員会の委員長には公用車付きで90万円 日本維新の会が“身を切る改革”として例に挙げているのは、国会の特別委員会における委員長への手当や公用車の割り当てだ。9つある特別委員会だが、中には5か月間で計4回2時間17分しか開いてないものもある。しかしその委員長になると、専用の公用車と一日6000円、つまりこの間90万円の日当も支給されるのだ。特別委員会の統廃合を提言する維新。これに対し・・・ 立憲民主党・泉健太衆議院議員「実はこの改革は維新の前に民主党時代にやってきた。例えば“委員長接待”というのがあった。年に1度か2度、政府や国会の職員など関係者を集め(税金)100万円くらいかけて慰労会みたいな宴会があった。これを民主党が無駄といって廃止させた。委員長手当もこれまでに何回も取り上げているが、残念ながら実っていない」 泉氏は「委員会が開かれていないときに手当が支払われているのは違和感がある」などとして、90万円の日当の廃止や委員会の統廃合には賛成の立場にいるとした。一方で、特別委員会の開催自体が少ない点を指摘し、「もっと議論すべきだと野党は四六時中言っている」として自民党を批判した。 ■「満場一致じゃないと進まない」 「次」を担う議員の間では実はさまざまな改革の一歩が踏み出されている。牧原氏と泉氏も超党派でいくつかのグループを作って改革に向けた検討を進めているが、なかなか実現には至らない。その理由の一つとして牧原氏は言う。 自民党・牧原秀樹衆議院議員「議連では盛り上がっても、法案としてあげるためには議員運営委員会を通す必要がある。議員に関することについては全会一致が原則。反対する人が1人いればダメ」 国会のあり方は議員の全会一致で決める、というルールが「改革」の行く末に重くのしかかるという。このルールには多数派による一方的な専決を避ける利点はあるが、「ちょっとでも反対があると進まない」と合意形成の難航につながると牧原氏は述べた。あわせて、世代交代の必要性については「必要だ」と明言した。 ■「私が代表になったら執行部は男女同数」 最後に間近に迫る立憲民主党の代表選について聞いた。泉氏は、立憲民主党の、何でも批判と反対、追及する「負のイメージ」を変えないといけないと語った上で、代表に選ばれた場合の具体案を明言した。 立憲民主党・泉健太衆議院議員「私は執行役員はできる限り男女同数に持っていく。代表選でも、執行役員の半分は女性。これを明確に公約に掲げる」 立憲民主党の代表選は11月30日。果たして“改革の旗”は誰の手に・・・。 (BS−TBS『報道1930』11月17日放送より)(20日9:00)

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