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眞子さま“異例”儀式なしの結婚 そもそも皇室女性の結婚儀式とは?一時金の金額は?

10月1日、宮内庁は秋篠宮家の長女・眞子さまの結婚について発表を行いました。それによると通常皇族の女性が結婚するときに行う儀式はすべて行わない。また、一時金についても眞子さまの辞退の意向を受け、支払わないことを決めました。
異例の形での結婚となりますが、皇族の女性が結婚する際、通常行われる儀式とはどのようなものなのか。一時金の金額はどのくらいなのか、2005年に結婚し皇籍を離脱した天皇陛下の妹、内親王であった黒田清子さん(紀宮さま)のときを中心にどのようなものだったのか見ていきます。 【一時金】皇室を離れる際に支給される一時金は、元皇族としての品位を保つために支給され、皇室経済法で定められています。身位によって上限が決まっており、眞子さまの場合は上限が1億5250万円で、それに近い額が見込まれていました。2005年に結婚した黒田清子さん(紀宮さま)には1億5250万円、2018年に結婚した守谷絢子さん(高円宮家三女・絢子さま)には1億675万円が支払われました。 【納采(のうさい)の儀】一般の結納にあたる儀式。皇室のしきたりで結婚相手本人ではなく、使者が出席します。 2005年11月に結婚した黒田清子さんと黒田慶樹さんの納采の儀は2005年3月に皇居・宮殿で行われました。黒田家から絹の服地、清酒、鯛の三品からなる「納采の品」が納められ、宮内庁長官が上皇ご夫妻(天皇皇后両陛下・当時)と清子さんに報告しました。皇居では皇族方や総理大臣(小泉純一郎首相・当時)ら三権の長による祝賀が行われました。午後にはお相手である慶樹さんと母親の壽美子さんが皇居を訪れ、応接間で1時間半にわたってお祝いの茶会が催されました。納采の儀については事前に慶樹さんが皇居を訪れたり、清子さんとメールや電話で連絡を取ったりして進めたということです。 【告期の儀】式の日取りを結婚相手の使者が天皇家側に伝える儀式。 黒田清子さんと慶樹さんの告期の儀は2005年10月5日に行われました。黒田家側の使者は黒田さんの従兄の直志さんでした。使者は宮内庁長官に対し、「11月15日に結婚式を執り行う」旨を告げ、長官がこれを別の部屋で待つ上皇ご夫妻と清子さんに伝え、了承されました。午後には慶樹さんの母親の壽美子さんが皇居を訪れ両陛下に挨拶したあと、御所で清子さんも交えてお茶の席が用意されました。 【賢所皇霊殿神殿に謁するの儀】皇居内にある宮中三殿に拝礼する行事。宮中三殿には天照大神や歴代の天皇、国中の神々が祀られています。結婚を控えた女性皇族は「おすべらかし」という髪型に髪を結い、十二単姿で宮中三殿に入り、歴代の天皇に別れの拝礼をします。 黒田清子さんは2005年11月12日にこの儀式に臨みました。髪を結った十二単姿で3つの神殿(中央の賢所(かしこどころ)・皇室の祖先を祀る皇霊殿、国内の神々を祀る神殿)に拝礼しました。慣例により、上皇ご夫妻(天皇皇后両陛下・当時)や天皇皇后両陛下(皇太子ご夫妻・当時)は参列されませんでした。 【朝見の儀】天皇皇后両陛下に別れを告げる宮中行事。純白のロングドレスを身に付け、頭にはティアラ、胸には勲章という正装姿で両陛下の前に歩み寄り、感謝の気持ちを述べます。 黒田清子さんは「今日まで長い間、深いご慈愛の中でお育ていただきましたことを心よりありがたく存じます。ここに謹みて御礼申し上げます」と挨拶。上皇さま(天皇陛下・当時)は「結婚のうえは、これまでの生活で培ってきたものをさらに育んで二人で力を合わせて楽しい家庭を作り、社会人としての務めを果たしていくよう願っています」と、上皇后さま(皇后陛下・当時)は「これまで内親王として、また家族の一員として本当によく尽くしてくれました。どうか新しい生活においても家庭を大切にしつつ、社会のよき一員になっていかれますように」と述べられました。このあと清子さんは両陛下それぞれと同じ器で別れの杯を交わされました。 【結婚式】黒田清子さんと慶樹さんは2005年11月15日、都内の帝国ホテル・蘭の間で結婚式を行いました。結婚式に参列したのは上皇さまご夫妻(天皇皇后両陛下・当時)、天皇陛下ご夫妻(皇太子ご夫妻・当時)、秋篠宮ご一家ら皇族方と黒田家の親族あわせて31人です。式は神前の形をとり、伊勢神宮の大宮司が斎主を務めました。清子さんは白いロングドレス、慶樹さんはモーニング姿。三三九度の杯を交わし、祭壇に玉串を捧げて拝礼、親族の固めの盃があって、黒田さんが誓いの言葉を述べ式は終了しました。 【披露宴】黒田夫妻の披露宴は結婚式の後、帝国ホテルの孔雀の間で行われました。清子さんは母親である上皇后さま(皇后さま・当時)の着物が着たい、と要望され、「御所貝・貝桶文様」というおめでたい着物を着て臨みました。司会は二人の学習院の先輩であり、天皇陛下(皇太子さま・当時)の同級生でもある小山敦司さん、主賓挨拶・乾杯は慶樹さんの上司にあたる石原慎太郎都知事(当時)が行いました。この後二人にゆかりのある人たちによるスピーチや弦楽四重奏の演奏が行われました。 【皇籍離脱】黒田夫妻の結婚式の当日、婚姻届が宮内庁の職員によって新居のある都内の区役所に提出されました。翌日、皇室の戸籍である「皇統譜」の「紀宮さま」の欄に結婚による皇族の身分を離れたことを記入する手続きが宮内庁で行われました。(04日15:00)

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